阪神タイガースが強い、名古屋だけ好景気…ということに
―― 大阪と名古屋その他を考えるの用語集
大阪経済の地位が情けないほどに低下しているので、大阪については阪神タイガースとお笑いしか語られない状況が続いています。じつに勿体ない。豊かな文化はもちろん、落ち込んだ経済を建て直すヒントさえ(いまや語られもしない)大阪には埋まっているのです。一方の名古屋は経済が相対的には好調であるがゆえに、経営論議の対象ばかりにされがちですが、これも勿体ない。かなり独自性の強い街として知っておくべきことがたくさんあるのです。
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中心にあるべきものがない、役に立たない、強くあるべきものがいつのまにか不甲斐ない…こういう事態にいたった背景を考えるべく時代を遡る用語集です。「集中・絶対がつづくとゲームがつまらないものになる」そういう感覚が時代の節目ふしめに効いてきたのです。
世界の人口の5人に1人は中国人、間違いなく最大勢力です。昔から世界各地に進出してゆきました。それがここ1-2年はどうでしょう。ITでは世界人口の6人に1人を占めるインド人に押されっぱなし、夏場は小康状態となっていますがSARS騒ぎで嫌われたりもしています。そこで応援“がんばれ”中国系なのです。
単位系は、世界の他方面の動きに先がけて統一化、一元化の道を進んできました。そのほうが便利で、商売上も得であったから当然の流れだったのですが、案の定といいましょうか、少数派の悲哀もあったのでした。