色とイメージの用語集
赤・アカ・red・rouge=共産主義 というシンボル化は、ちょっと前まではメディアで頻繁につかわれ、また誰でも知っているたとえでした。が、いまではどうでしょう。1990年代の初頭になくなった最大の“赤い帝国”(→第2革命)はさておき、かつて「赤い脅威」だったはずの北朝鮮もいまでは単なる「テロ支援国家」「悪の枢軸」です。国の印象を色であらわすとむしろ「黒」かもしれません。政体はいまだ“赤い”ままなのに。
赤にかぎらず、黄・青・白…それぞれに想起させるものがありましたが、最近ではそういうたとえは少ないようです。私たちのイメージ喚起力・表現力が落ちているのでしょうか。
耳ざわりのいい言葉には注意せよ
―― 「改革」「革命」は起こったか、なぜ起こらなかったかの用語集
日本の構造改革…なんか進んでいないようです。かといって改革が達成されればみんな幸せになれるのでしょうか。まったく「耳ざわりのいい言葉には注意せよ」です。
そういえば小泉首相は就任当時「痛みをともなう…」のようなことを言っていたような…
※ちなみにこの“構造改革”、昔はぜんぜん別の意味でつかわれていたのです。
「痛い」といえば“革命”です。これには暴力がつきもの。
では、それを乗り越えたその先に幸せはあったのでしょうか。
「赤い革命」その理論をいまから読み返してみると、なぜそれが起こったか・起こらなかったか・どうしてこういう結果になったのか…そういうことが見えてきます。
…理論上ではすばらしい世界になっていたはずですが…。