月刊基礎知識
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2002年9月号
「景気は悪い…しかし“お腹は空くし、実りの時期もやってくる”の特集」
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〈ブーム〉の反対語=〈××離れ〉〈脱××〉〈失われた××〉の用語集

〈ブーム〉の反対語=〈××離れ〉〈脱××〉〈失われた××〉の用語集

新聞というメディアは〈ブーム〉とならんで〈××離れ〉が大好きです。

製造業離れ活字離れといったゆゆしきものから、仏教離れスキー離れマージャン離れといったものまで。

そこのところが、流行りばっかりをみせてくる雑誌やテレビとは大違い。

とはいえ“生業”についての〈離れ〉報道は、場合によっては困ったもの。

アナウンス効果というのがあって、「離れた!離れた!」というのを聞いてますます客離れがおこったり。そうなると泣きっ面にハチです。逆に報道が新たな〈ブーム〉をおこす場合もあるわけですが…

最近は景気がからっきしなので「なにかが失われてゆくこと」はとてつもなく悪く感じられますが、モノは見方次第。70-80年代は〈脱××〉ブームで、失われるもの・廃れるものに〈脱〉とつけては“来るべき未来”を期待していました。

呑気なものです→その影では斜陽産業となって失業したひともいたでしょうに。

失われてほんとうにここから“離れて”本当に大丈夫なのか?もありますが、まぁ、モノはポジティブに考えましょう。

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“収穫の秋”で農と食のキーパーソンからキーワード

“収穫の秋”で農と食のキーパーソンからキーワード

食についての不祥事があんなに起こったにもかかわらず(農畜産物不祥事件)、やはりお腹は空くものであるし、実りの季節もやってくる。ありがたいことです。

農業という産業には、ホンダの本田宗一郎さんやSONYの井深大さんのようなスーパーヒーローは、そうそうはあらわれません。〈お百姓さん〉ひとりひとりが心をこめて技こめて作物をこさえてくれる---それだけです。

そんななかでも今回は、ちょっと特別なひとや、〈農〉〈食〉の素晴らしさを伝えてくれるひと、〈農〉への影響大のひとのからキーワード。

(執筆協力・編集工房インデックス)

収穫の秋!味覚の秋!がやってくる

収穫の秋!味覚の秋!がやってくる

食についての不祥事があんなに起こったにもかかわらず(農畜産物不祥事件)、やはりお腹は空くものであるし、実りの季節もやってくる。ありがたいことです。

今回は、田んぼ1つからどれくらいの米が収穫できる?など、実りに感謝し、また〈美味しさ〉を計るための特集。

執筆者:白鳥 敬(サイエンス・ライター)

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“アメリカはたまに戦争に失敗する”の用語集

“アメリカはたまに戦争に失敗する”の用語集

アメリカにテロ支援国家と“指定されている”7ヵ国(キューバ危機イラン米大使館占拠事件の用語、イラク、リビア、北朝鮮、シリア、スーダン)が、各国とも大なり小なり9.11テロに非難声明をだすなど《改善の気配》をみせているなか、イラクだけが、同時多発テロを非難しなかった唯一のアラブ・イスラム教国。

それで、イラクがブッシュ大統領から事実上の《宣戦布告》をうけているわけです。

その目的は、テロの脅威がとり除かれること(+報復)。

一般論に戻して換言すれば、<1>物心両面で支援する者がいなくなり、<2>テロを行う原因・目的が消滅し、<3>あるいは目的はあるけど間尺にあわなくなかったり、<4>テロリストが全員根こそぎ死んでしまうこと。

武力でそれが達成できるか??

合衆国は、第2次大戦に勝ってからこれまで、冷戦には、相手方の自壊という形で勝利し、またいくつかの内政干渉には成功してきたましたが、ベトナム戦争に負けたり、反米感情からテロをうけてしまったり、失敗もけっこう多いです。

湾岸戦争も戦術的には完全な勝利だったとはいえ、反米感情をイスラム世界に芽生えさせたりして、どこまで勝ちだかわかりにくい。

そもそも戦争はしないほうがいい。というより戦争しないで目的が達せられればそれに越したことはない。少なくとも勝算のない戦いをしないほうがよい。勝算とは目的達成の損得勘定。

テロが撲滅される以外に目的があるなら話は別ですが…。

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