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Back number  2002年1月号
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日本新語流行語大賞発表!で…

流行語大賞発表さる12月3日「日本新語流行語大賞」 (主催・自由国民社) が発表されました。

いろんなことがあった1年を反映して受賞語もバラエティに富んだラインナップですが、そこは“流行のつね”来年のいまごろにはもう使われていないことばも多いでしょう。

〜使われなくなっているほうがうれしいことばもありますが〜

かといって注目される流行語というのは、ぱっと出てきてぱっと消えてしまうものではなく、時を遡って昔のことばをみてみると、現在のモトになっているものや事件の原因、また似たような流行・現象などがザクザクでてきます。

『すでに起こった未来』という著書がありましたが、ことばもまさにそれ!今のことばと昔のことばを並べてみれば、山積する難題の解決に意外なヒントがみつかるのではないでしょうか。

トップ10

年間大賞

米百俵】 【聖域なき改革】 【恐れず怯まず捉われず】 …

語録賞

アフガン情勢…文明のちがい???

アフガン情勢2001年9月11日のWTCへのテロ事件以降、いろんなことが起こっていますが (といった時点ですでに事実からハズれています。アメリカは98年米大使館同時爆破事件ばかりか湾岸戦争のことまで関連づけて行動しているわけで…) 、これからアフガンがどう動くか?ニュースだけではほんとにわかりません。

ブッシュ大統領の「文明の戦い」という言い方もどうか?とは思われますが、とにかく異質な考え方とたたかっている…、という感じが欧米の人たちにはあるのでしょう。どちらかといえばイスラムから“近い”欧米の人たちですらこうなのですから、私たち日本人は、まず「知る」ことから。「異質だ」と言っているより実に興味深いヒトたちがみえてきます。

百聞は一見にしかず。とはいえ、見ただけではわからない!

特集1991年の湾岸戦争以来、映像メディアを通じての報道の割合がどんどん高まっているようですが、最近の事態ときたらどうでしょう。炭疽菌・狂牛病・テロ…映像をみてもわからない=不安なことが続いています。というよりみえない敵です。というより「みえた」からといって、いままでもわかっていたわけじゃないはずです。事件の「すごさ」や「程度」がわかる単位・限界などを特集しました。

執筆・白鳥 敬 (サイエンスライター)

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