流行語大賞2006からキーワード〜part.1
昨年も「新語流行語大賞」が発表され、社会のさまざまなジャンルから2006年を象徴する言葉が選ばれました。23回目を迎えたこの流行語大賞、すっかり年末の風物詩としておなじみとなり、発表の時期が近づくと少々フライング気味の報道もチラホラ。近年はブログやSNSといった新しい“メディア”が浸透した影響もあり、よりさまざまなことば・表現が生まれているようです。今回は「流行語大賞からキーワード」のpart.1をおおくりします。
(受賞語の詳細は公式サイトからどうぞ→ http://www.jiyu.co.jp/singo/index.html )

世はすっかりとIT時代。「ニュースはネットで」という人も増え、書籍・雑誌・新聞といった紙媒体は厳しい環境にあるといわれています。逆に「やっぱり紙じゃないと」と紙の本に愛着を感じる声も根強くあるようです。他方、技術の進歩はめざましく、電子ペーパーなるものが出現してき将来はどのように変化していくのか予想もつきません。さて、そこで今回は出版に関する単位のお話です。
今回は11月号の続編で、テーマは少子化問題「笑止!」です。とりあえず少子化が、誰にとってどのように都合が悪いのかというのは、だいたい見えてきたと思いますが、そもそも少子化の背景には、どのような要因があるのか、そして、それに対してどのような対策、もしくは促進策(笑)が採られてきたのかという点に、今回は目を向けてみましょう。でも現実には、制度的に見ても、政府は出産を冷遇してきたんですよ。たとえば、出産はいつでも命がけであるにもかかわらず、正常な出産(通常分娩)は、産婦人科に入院して産んだとしても、保険は使えません。これが、この次の新新エンゼル・プランになって、やっと見直しの対象になるくらいですからね。出産育児一時金というのは、別立てで35万がもらえますけど、足が出るのが普通です。(逆子奨励金?)さらに、現在では対象から外されて非課税となっていますが、消費税導入の際には、「出産は精液の消費だ。」(当時の山中貞則自民党税調会長の言葉)という理由で、消費税までかけられました。どう考えても、「子どもは産むな」ですよね、暗黙のメッセージを読みとろうとするなら。