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流行語大賞2006からキーワード〜part.1

イナバウアー

荒川静香

1981年生まれ。5歳でスケートをはじめ、小学3年生で3回転ジャンプをマスターし、天才少女の名を欲しいままにし、16歳で長野五輪に出場。低迷期を経て、2004年世界選手権で優勝。連覇を期待された05年の世界選手権で9位と沈んだことから発奮し、06年トリノ五輪で見事金メダルを獲得。同年5月にアマチュア選手を引退し、プロフィギュアスケーターとして、アイスショーへの出演やコメンテーターとしても活躍。

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金芽米

荒川静香がCMを務めるトーヨーライス(株)のお米。白米でもなく胚芽米でもない、新しい精米方法によって、栄養とおいしさの両立を目指した。金芽米とはお米の銘柄ではなく、その独特の精米方法をとられたお米のことで、新しいカテゴリーとなっている。胚芽の基底部が金色に輝くことがその名の由来。トリノ五輪以降、売り上げが大幅アップしたトーヨーライスから荒川静香には、最高級の「特撰金芽米一生分」が贈呈された。

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仙台四郎/仙台幸子

鎌倉で生まれ、1歳で仙台市に引っ越した荒川静香は仙台っ子。杜の都として知られる仙台であるが、ここ数年は仙台幸子なる幸福の女神の存在でも有名に。もともと仙台には、商売の神様と崇められ「訪問された店は必ず繁盛する」といわれた仙台四郎という実在の人物がいた。現代に実在する仙台幸子も、まるで四郎のようにご利益があるとのことでたちまち評判になり、関連グッズも多数。

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スポルティーボコース/東北高校

荒川静香、宮里藍、ダルビッシュ有など一流スポーツ選手を多く輩出した高校。スポルティーボコースというスポーツエリート教育を行うコースを擁し、普通科目の履修に加えて、スポーツ医学やメンタルトレーニングなどの特別科目が行われている。日本人初のNHLプレイヤーに一番近いと目されている福藤豊も同校卒(2007年1月に初出場を果たした)。

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ニコライ・モロゾフ

トリノ五輪で荒川のフリープログラムの振付と指導を担当。それまでタラソワコーチの指導を受けていた荒川は、実際にステップを実演してくれる人を求め、五輪直前にニコライに指導を仰いだ。もともとアイスダンスの選手で、引退後はタラソワコーチのチームの一員として働き、その後独立。06-07シーズンは安藤美姫を指導し、惨敗した五輪からの復帰を遂げさせ、浅田真央のショートプログラムの振付を担当するなど、大活躍。

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プリンスアイスショー

荒川静香は西武グループのプリンスホテルに所属。1956年に設立され、国内はもとより海外にも数多く展開してきたが、2005年3月には債務超過に。06年2月、コクドと合併し、新生プリンスホテルとしてプリンスブランドの再構築を測る。野球、アイスホッケーなどスポーツの盛んな西武グループだが、1978年に日本で初めてフィギュアスキートのショーを行ったのがプリンスアイスショー。2006年には荒川静香、村主章枝、安藤美姫、浅田真央などをゲストに招き、全国5ヶ所で開演された。

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トゥーランドット

イタリアの作曲家プッチーニの未完の遺作となったオペラで、中国の美しいお姫様トゥーランドットを巡る物語である。トゥーランドットは三つの謎を解いた者と結婚、謎が解けなかった者は斬首、という冷酷無比な姫。その3つの謎を解いた王子カラフとさえ結婚したがらない姫に、王子は「自分の名前を言い当てたら死ぬ。当てられなければ結婚」という条件を出す。姫は王子の名前がわかるまで誰も寝てはならないとお触れを出し、勝利を確信した王子が歌うアリアが、3幕目の「誰も寝てはならぬ」。トリノ五輪開会式でパヴァロッティが歌い、荒川がフリープログラムの楽曲として選んだことで人気を博した。

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カニンヘンダックス

ドイツ原産のダックスフントは大きさによって3つに分類され、大きいものから、スタンダード、ミニチュア、体重3kg程度の最も小さなものはカニンヘンと呼ばれ、荒川静香もカニンヘンダックスを飼っている。穴熊を狩るための猟犬として改良された犬種であるが、近年では、その体型と賢明な性質から家庭における災害救助犬としての適性にも注目されている。

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エアロスケートリンク

浅田真央がCM出演するネスレのお菓子「エアロ」が企画、浅田真央が協力するスケートリンクが東京駅前の丸ビル1階に期間限定でオープンする。500円でスケート靴も貸し出しされ、スケートはしてみたいけど、スケートリンクがなかなかなくて、といういう人も会社帰りに楽しめるスポットとなりそうだ。

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TSUBAKI

従来の欧米女優を意識したヘアケア商品から一変して、アジアンビューティーに焦点を当てたのが花王のアジエンス。中国の女優チェン・ツィーを起用し2003年から大ヒットしたアジエンスに追随し、2006年に資生堂が打ち出したのが「TSUBAKI」。カネボウの「いち髪」と、従来の外国人モデルから日本人モデル起用に方向転換したLUXと合わせ、黒髪回帰がトレンドともなり「ヘアケア戦争勃発」ともいわれた。TSUBAKIは、50億円の広告費を投じたともいわれ、第1弾では仲間由紀恵、田中麗奈、広末涼子など日本を代表する女優6人を起用し、第2弾では荒川静香の颯爽とした水着姿が話題を呼んだ。

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