月刊基礎知識
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2005年10月号
陸海空で連発する事故・事件の構造的要因を探る特集
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大人の総合学習「総選挙のしくみ」

大人の総合学習「総選挙のしくみ」 刺客や「くの一」と呼ばれる有名人の出馬や、新党の結成が相次ぐなど、“劇場型”といわれた第44回総選挙。2005年9月11日の総選挙は有権者の大人だけでなく、戦後初めて夏休み中の8月に公示された選挙ということで、子どもたちの関心までも集めました。夏休み中の国会議事堂の見学ツアーには小中高生が参加、夏休みの宿題の題材として今回の総選挙をとり上げた小中学生も。また、「総選挙」は2006年の中・高入試の出題キーワードともいわれています。さあ、小選挙区比例代表並立制度って、ちゃんとわかってますか? 実際、各政党が掲げるマニフェストを基に、有権者が政権を委ねる政党を選択するしくみが回り始めていることは確かです。

執筆者:畑江嘉門
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味覚に関する単位と数値

味覚に関する単位と数値 1980年代中頃から始まったグルメブームはその浅薄な一面については批判もありましたが、日本人の「食への意識」を確実に底上げしたといえるでしょう。以後、これまでも日本人はとかく「味」については高い興味を保ち続けているようです。さて、その「味」は感覚的なものですが、具体的な数値に置き換えることがもきます。そこで今回は甘さを中心とした味覚に関する単位と数値のお話です。

著者:白鳥 敬

新交通戦争勃発! 陸海空に逃げ場なし!!

新交通戦争勃発! 陸海空に逃げ場なし!! かつて、年間の交通事故の死亡者が1万人を超えていた頃、交通戦争と言われていました。その後、前向き後ろ向きひっくるめての、当局の様々な努力の甲斐あってか、近年は道路上の交通事故に限って言えば、死亡者が1万人を超えることはなくなっています。しかし、減ったとは言え、大体8000人前後で推移していますし、それらのいずれもが痛ましい事故であることに変わりはありません。1万人を超えなければいいという話ではないでしょう。たしかに、ゼロというのは無理な話かもしれませんが、ある程度以下には減らないというのには、何かしらの構造的な原因があると考えた方がいいでしょう。ところが今年は、道路の上に限らず、日本のそこら中で危機的状況にある日本の交通安全の実情を露呈させる事件が続発しています。107人もの犠牲者を出した福知山線脱線事故、銚子沖、潮岬沖と相次いだ船舶衝突事故、そして度重なる日航機関連の不祥事・故障、さらには羽田空港管制塔の停電騒ぎと、陸海空ところ選ばず、重大な事故・事件が発生しています。そしてどうも、そこには共通する構造的要因が見受けられるようです。

執筆者:土屋彰久
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