ならべてよむ！ 世界の歴史 日本の歴史

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• 伊能　史尊
  

• 左の「世界史」右の「日本史」くらべて読めば、未来が見えてくる！　画期的な構成で楽しく読める、全く新しい歴史の「学び直し」。

  ◆本書は原稿の一部を公開しています。お読みいただく方はこちらをClickしてください。→　「試し読みサービス」へ

• 定価 2,310 円（本体 2,100 円 + 税）
  B5変型 判/ 280ページ
  2025年05月26日 発行
  ISBN 978-4-426-13085-5
  
• ＊ご注意　発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
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左ページの【世界史】と右ページの【日本史】。
くらべて読めば、これからの【未来】が見えてくる！
画期的な構成で楽しく読みながら「考える力」が身につく、
全く新しい世界史＆日本史の「学び直し」読本。

◆本書「はじめに」より

「歴史は、勉強して何の役に立つの?」

時々、生徒から突きつけられた質問です。
歴史の勉強といえば、年代と人の名前と出来事を覚えて、テストで答えるだけの面白くない勉強、たまに面白いのは裏話、というのが、いつの時代にも言われることです。
この質問も、そうした雰囲気を感じた生徒がなにげなく発した場合もありますし、本当にそう思って突きつけた場合もあったように思います。
私は次のように答えていました。

「役に立つかどうかというのであれば、それがお金の話になると、歴史の先生のような人にしか役に立たないということになるが、歴史を勉強することで必ず皆さんの人生、生き方のヒントになるし、例えば、とても生きているのがつらい時、歴史上の先人・先達の生き方や成し遂げたことが、その時の皆さんを励ましたり、勇気を与えたりすることができると信じています。それが本当かどうかは、いっしょに勉強して一年たった時にもう一度考えてほしい」。

人生は短い。しかし、人間の命は、人類誕生から今日この時間までつながっています。それを考えると、歴史は、過去のことのようで自分の現在と大きくつながっています。
そして、現在の皆さんが、これから生きていく時、その未来を考える時、歴史は必ず皆さんの未来の、いわば北極星のような道しるべとなるでしょう。

著者紹介

伊能　史尊 (いのう　ふみたか)

1958年生まれ。秋田県出身。元公立小学校校長。国立大学法人附属中学校（副）校長。夜間中学校をはじめ、公立中学校、国立大学附属中学校で社会科を担当する。
夜間中学校を経験し、その後公立中学校、国立大学附属中学校で社会科を担当する。30年以上授業の実践研究の中で、全ての単元の指導案、板書、デジタル教材を作成して実践、他者の授業での応用も可能にした。その後、指導主事、教頭を経て国立大学附属中学校の副校長、公立小学校の校長を歴任した。
授業を通して、生徒が生活態度まで変化することで、歴史、特に日本史において自信と誇りを醸成していくことの重要性を実感する。　
歴史学者でも専門家でもない教員であったからこそ、その席にいる何の興味もない子どもをも夢中にさせた授業を文章で伝えていくことができる。

目次

第１部　日本とかかわる世界の歴史・世界の中の日本の歴史
第２部　いろいろな視点でくらべる世界と日本