単行本
日本型リア充の研究
- 古谷 経衡
この国の絶対的強者「日本型リア充」
若年層に広がる階級格差に光を当て、
リア充の打倒・放逐を目指す野心作。◆本書は原稿の一部を公開しています。お読みいただく方はこちらをClickしてください。→ 「自由国民社フリーリーディングスペース」へ
- 定価 1,650 円(本体 1,500 円 + 税)
四六 判/ 224ページ
2019年04月12日 発行
ISBN 978-4-426-12288-1 - *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
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この国の勝者と敗者は、生まれた瞬間から決まっている――。
渋谷ハロウィン暴動事件、「ミスター慶應」強姦事件など、
世間を騒がす無鉄砲で野放図な若者たち。
彼らは人生が保証された絶対的強者「日本型リア充」である。
若年層を中心に広がる「日本型リア充」との階級格差。
それは人格形成にまで影響を及ぼすほど深く、甚大である。
「日本型リア充」とは一体何者か。
彼らとどう闘い、如何にして打ち勝つか。
本書は、この困難な問題に挑むすべての非リア充に届けたい、武器としての言論である。
著者紹介
古谷 経衡 (ふるや つねひら)1982年札幌市生まれ。立命館大学文学部史学科卒。日本ペンクラブ正会員。主な著書に『日本を蝕む「極論」の正体』『左翼も右翼もウソばかり』(新潮社)、『「意識高い系」の研究』(文藝春秋)、『「道徳自警団」がニッポンを滅ぼす』(イーストプレス)、『ヒトラーはなぜ猫が嫌いだったのか』(コアマガジン)等多数。テレビ、ラジオでもコメンテーターとして活躍中。
目次
第1章 「リア充」とは何か――日本型リア充の誕生
第1節 この国の勝者=真のリア充(土地取得の先行者たち)
第2節 パリピとは何か――非内省型人間
第3節 「日本型リア充」とは何か
コラム 「日本型リア充」を政治家で例えると――鳩山由紀夫
「愚鈍な日本型リア充」――麻生太郎
第2章 土地の格差をどうするか?
第1節 どうせ家は買えないのだ。諦めろ。
第2節 田舎の土地を買い、倉庫を建てる
第3節 不足する家族向け物件と官製忖度
第4節 帯状の扇状地に800万円以下の家を買おう
コラム 「最凶の日本型リア充」――ミスター慶應強姦事件
第3章 日本型リア充を超えるとき
第1節 「大学デビュー」の幻想と非内省型人間
第2節 「持つ者」への抵抗
第3節 固着化する世襲への恐怖