たしなみ帖シリーズ
和ごころ、こと始め。
日本のたしなみ帖 百人一首
いにしえの和歌の味わい
- 文 / 田村 理恵
絵 / 小澤 真弓 千年の時を経てもなお私たち日本人に愛され続けている『百人一首』。詠まれているのは、恋、四季、旅、別れといった現代を生きる私たちにも通じるテーマ。日本人の心の機微が、技巧を凝らした流麗な調べによって芸術的に詠み上げられています。
- 定価 1,430 円(本体 1,300 円 + 税)
A5変型 判/ 128ページ
2015年12月01日 発行
ISBN 978-4-426-12027-6 - *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
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百人の歌人の和歌を一首ずつ撰集した『百人一首』は、千年の時を経てもなお私たち日本人に愛され続けている古典文学といえるでしょう。
詠まれているのは、恋、四季、旅、別れといった現代を生きる私たちにも通じるテーマ。
日本人の心の機微が、技巧を凝らした流麗な調べによって芸術的に詠み上げられています。
ぜひ口ずさみながら鑑賞し、豊かな表現を味わってください。
目次
和歌の基本用語
百人一首の歌人年表
百人一首の歌枕
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露に濡れつつ (天智天皇)
春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 (持統天皇)
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む (柿本人麻呂)
田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ (山部赤人)
ほか96首をゆっくり鑑賞します。