借地・借家関連
サービス付き高齢者向け住宅 開業・運営の教科書
最新の法令&情報に対応!
- 田中 元
高齢者住まい法、介護保険法、住宅セーフティネットをはじめ、最新の法令&情報に対応!安心・満足で選ばれるためのサ高住経営の秘訣。
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- 定価 2,860 円(本体 2,600 円 + 税)
A5 判/ 232ページ
2025年09月05日 発行
ISBN 978-4-426-13106-7 - *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
高齢者住まい法、介護保険法、住宅セーフティネット法、サービス付き高齢者向け住宅供給促進税制をはじめ、最新の法令&情報に対応!
安心・満足・地域密着で選ばれるためのサ高住経営の秘訣がわかる。
■急増する65歳以上人口とサ高住
年間出生数がついに70万人を切り、総人口が減少する中で、令和6年9月15日現在の65歳以上の人口は3625万人(総人口の29.3%)と過去最多を記録しました。
高齢化率が世界一となった今、サ高住は平成24年4月に約3万戸だったものが、現在では約29万戸へと大きく急増しています。
それに伴い、申請後に建設が計画より大きく遅れる事業者や誇大広告など質の悪い事業者の参入などもあり、行政側のチェックも厳しくなっています。
■サ高住とは?
サービス付き高齢者向け住宅とは、60歳以上の人または要支援・要介護認定者の人とその同居者を入居対象に、手すりや段差の解消といったバリアフリー構造など一定の基準を満たしたうえで、必須サービスとして「状況把握サービスと相談援助サービス」を提供する賃貸住宅です。
平成23年10月から登録制度が始まりました。厚生労働省が推進する「地域包括ケアシステム」の中核となることが期待され、国からの補助金や固定資産税の減額など税制優遇、住宅金融支援機構による融資もあり、整備が推進されています。
■入居者に選ばれるサ高住の開業と運営
本書は、このサ高住の基礎知識から計画立案、立地調査、建設開業、実際の運営、経営ビジョンの立て方などまで徹底解説。
サ高住の登録要件、居室・設備、補助金・税制優遇・融資等の内容、提供サービス、高齢者のニーズ、地域密着のサービスづくり、人材確保と人員配置、サービススキル、医療・介護サービスとの連携など、登録までの手続き方法にとどまらず、建設からサービス確立までの総合的なマネジメントに重点を置き、くわしく解説しています。
これからサ高住事業参入を考える介護事業者、医療事業者、不動産事業者の方、土地の有効活用を考えたい土地所有者の方などにお勧めします。
著者紹介
田中 元 (たなか はじめ)昭和37年群馬県出身。介護福祉ジャーナリスト。立教大学法学部卒業。出版社勤務後、雑誌・書籍の編集業務を経てフリーに。主に高齢者の自立・介護等をテーマとした取材、執筆、ラジオ・テレビ出演、講演等の活動を精力的におこなっている。現場を徹底取材した上での具体的問題提起、わかりやすい解説には定評がある。『おはよう21』『ケアマネジャー』(中央法規出版)などに寄稿するほか、著書に、『認知症で使える サービス しくみ お金のことがわかる本』『ここがポイント!ここが変わった!改正介護保険 早わかり〔2024~26年度版〕』『スタッフに辞める! と言わせない介護現場のマネジメント』『介護事故・トラブルを防ぐ72のポイント』(自由国民社)、『現場で使える【訪問介護】サービス提供責任者便利帖』(翔泳社)、『新しい介護記録の書き方・活かし方』『「科学的介護」を現場で実現する方法』(ぱる出版)など多数。
目次
第1章・サービス付き高齢者向け住宅とは何か?
第2章・サ高住の登録手続きと制度面のポイント
第3章・地域密着を図るためのサービスのつくり方
第4章・計画立案から開設までの進め方
第5章・入居者に選ばれる運営の実際
第6章・医療・介護サービスとの連携
巻末資料