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財産相続・遺産分割

有利に解決!相続調停(第2版)

有利に解決!相続調停(第2版)
  • 通常販売
  • 著 /  飯野 たから
    監修 /  横山 正夫
  • 遺産分けがもめてどうしようもなくなったとき、損をせず、すみやかに解決できる調停手続きの活用法をわかりやすく解説します。

  • 定価 1,760 円(本体 1,600 円 + 税)
    四六 判/ 256ページ
    2020年12月11日 発行
    ISBN 978-4-426-12667-4
  • *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
  •   

遺産分けがもめてどうしようもなくなったとき、損をせず、すみやかに解決できる調停手続きの活用法をわかりやすく解説します。
申立ての準備から上手な手続きのしかた、ケース別の解決例まで。
令和になり大きく変わった相続法にも対応しています。

◆相続調停のメリットとは?
・客観的な第三者の仲立ちで冷静に話合いが進められる。
・調停委員が親身かつ公平に相談に乗ってくれる
・自分は知識不足でもよりよい解決案を示してもらえる。
・法外な要求をする相手に対し現実的な線で納得してもらえる。

《主な内容》
第1章 遺産分割の話合いがこじれたら相続調停を起こせばいい
・相続調停とは家庭裁判所で行う遺産分割の話合いである
・相続人の申立ては自分1人でもできる
・自分に不利な遺言書が出てきたら相続調停を申し立てるのも一つの手
・不利な遺産分割を押し付けられそうなときは迷わず調停を申し立てよう

第2章 事前の準備が十分なら相続調停は有利に運ぶ
・他の相続人の同意がなくても遺産の内容は調べられる
・遺言書があるかないかを確認し、封がしてなければ内容を確かめよう
・遺産分割や遺産に関する調停申立書は事実を簡潔に書けばいい
・調停申立てのいきさつや求める内容は事情説明書に詳しく記載したらいい

第3章 調停委員を味方にすれば相続調停は有利に運ぶ
・調停期日に家庭裁判所の調停室に出頭して遺産分割調停は始まる
・調停委員が当事者双方から意見を聞いて遺産分割調停をまとめていく
・遺産分割調停では、まず調停委員を味方に付けることを考えよう
・相手方を非難するより調停成立に熱心な方が調停委員の心証は良い

第4章 調停がまとまると、その内容は相続人を拘束する
・遺産分割調停は不成立なら自動的に審判手続きに移行する
・遺産分割調停が自分に不利な状況なら合意をする必要はない
・調停で取り決めた遺産を渡してくれないときは強制執行ができる
・一度取り決めた遺産分割調停の内容を再度調停で変更できるか

著者紹介

著 /  飯野 たから (いいの たから)

山梨県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。フリーライター。
著書に、『損せず別れる・男の離婚読本』『戸籍のことならこの1冊』(以上、共著)、『大家さんのための賃貸トラブル解決法』『有利に解決!離婚調停』『撮ってはいけない』『フリーランス1年目の教科書』『ネット予約時代の困ったお客のトリセツ』『マンガ法律の抜け穴(電子書籍・原作)』(以上、自由国民社)などがある。

監修 /  横山 正夫 (よこやま まさお)

弁護士。昭和23年栃木県足利市出身。47年慶応義塾大学法学部卒業。57年弁護士登録(東京弁護士会所属)。
貸主・借主の代理人となって多数の不動産事件を手がけるほか、会社、家事事件等一般民事、刑事事件の処理に活躍している。著書に『どんな場合にいくら払う!? 立退料の決め方(共著)』(自由国民社)などがある。

目次

第1章 遺産分割の話合いがこじれたら相続調停を起こせばいい
1 相続調停とは家庭裁判所で行う遺産分割の話合いである
2 相続人の申立ては自分1人でもできる
3 相手が話合いに応じないときはサッサと相続調停を起こすといい
4 居所のわからない相続人は不在者財産管理人が調停の相手方になる
5 遺産分割の調停は相手方の住所地の家庭裁判所に申し立てる
6 家族関係が複雑な場合は話合いより調停を利用する方が解決しやすい
7 遺言書が複数出てきたら調停で話し合う方法もある
8 自分に不利な遺言書が出てきたら相続調停を申し立てるのも一つの手
9 不利な遺産分割を押し付けられそうなときは迷わず調停を申し立てよう
10 他の相続人が寄与分を認めないときは相続調停を申し立てる方法もある
11 遺留分侵害の遺贈は相続調停で受遺者から侵害額を支払ってもらおう
12 生前贈与を遺産に含めようとしない共同相続人には相続調停を起こすといい

第2章 事前の準備が十分なら相続調停は有利に運ぶ
1 遺産分けの話合いや調停の前に亡くなった人の遺産を把握しておこう
2 他の相続人の同意がなくても遺産の内容は調べられる
3 亡くなる前後の財産の動きは領収証かメモで残しておくといい
4 他の相続人がもらった特別受益は相続調停にした方が見つけやすい
5 遺言書があるかないかを確認し、封がしてなければ内容を確かめよう
6 遺産相続の対象となる相続人の範囲を把握する
7 相続調停に備えて遺産分割案を作ったら他の相続人にも見せてみよう
8 遺産分割調停になったら味方になってくれる相続人を見つけておこう
9 もらえる遺産を見落とさないようプロに相談することも考えよう
10 相続調停の申立書は家庭裁判所のホームページからダウンロードできる
11 遺産分割や遺産に関する調停申立書は事実を簡潔に書けばいい
12 調停申立てのいきさつや求める内容は事情説明書に詳しく記載したらいい
13 相続調停を起こすと決めたら事前に添付書類は準備しておくといい
14 他の相続人から相続調停を起こされても慌てるな

第3章 調停委員を味方にすれば相続調停は有利に運ぶ
1 調停期日に家庭裁判所の調停室に出頭して遺産分割調停は始まる
2 遺産分割調停の多くは数回の話合いで結論が出る
3 調停委員が当事者双方から意見を聞いて遺産分割調停をまとめていく
4 相続人は遺産について知っている事実は調停では隠さない方がいい
5 遺産分割調停では、まず調停委員を味方に付けることを考えよう
6 一方的、感情的な主張を続けると、まとまる調停もまとまらない
7 相手方を非難するより調停成立に熱心な方が調停委員の心証は良い
8 調停委員にウソをつくと自分ペースで調停が進まなくなる
9 相手方の言い分が間違っていたらキチンと反論しよう
10 調停委員の解決案は常識的で受け入れやすい
11 調停の場を想定してリハーサルしてみる
12 当事者が複数いる場合には、意見のすり合わせも必要になる
13 遺産分割調停をまとめたければ相手方との妥協も大切である
14 遺産分割に付随する問題は遺産分割調停で一緒に話し合うのがいい
●具体例21でみる遺産分割調停の注意点と対処法
1 子ども3人が亡夫の遺産分けでもめているが
2 遺産の大半は自宅なのに、兄が相続して住むというが
3 家族関係が複雑で遺産分割協議がまとまらないが
4 遠くに住む相続人がいて遺産分けの話合いができない
5 老人ホームで暮らす父が再婚していたら、その遺産は
6 遺産分割前に相続人の1人が自分の相続分を他人に売ったが
7 亡夫の子を妊娠中なのに夫の兄が遺産を寄こせと言うが
8 周りから不利な遺産分割を押し付けられそうだが
9 亡夫の通帳と印鑑を保管する長女が話合いに応じないが
10 認知されていない実子は遺産をもらえないか
11 跡取りの長男が家屋敷など親の遺産すべてを取ると言うが
12 亡父の財産は大半が知らぬ間に後妻名義になっていた
13 生前贈与をもらった姉2人が父の遺産は3分割だと
14 家業を手伝ったのに他の兄弟と遺産の取り分が同じとは
15 退職して父の介護をしたから遺産を多くもらいたいが
16 遺産の大半は会社名義で相続分はないというが
17 亡夫は遺言で自宅を愛人に遺贈すると
18 相続放棄したのに兄が遺産分割後に出てきた借金を払えと
19 遺産分割後に新たに遺産が見つかった場合は
20 遺産の半分をくれるというので義父の世話をしたが
21 亡夫と住んでいた家に住み続けたいが

第4章 調停がまとまると、その内容は相続人を拘束する
1 遺産分割調停が成立すると、その内容は相続人全員を拘束する
2 遺産分割調停は不成立なら自動的に審判手続きに移行する
3 遺産分割調停が自分に不利な状況なら合意をする必要はない
4 調停で取り決めた遺産を渡してくれないときは強制執行ができる
5 一度取り決めた遺産分割調停の内容を再度調停で変更できるか

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