月刊基礎知識
月刊基礎知識トップページへ バックナンバーへ
色とイメージの用語集
 

欧米人にもっとも好まれる色(スペイン人を除く)。blue には、優秀・一流・名門・高貴・知性のイメージがある。一方、 blue collar は工場労働者、肉体労働者。マイナスの意味では、憂鬱・悲しみ・わいせつ…。また政治的意味をほとんどもたされていない色だ。

青色革命

本誌1984年版収録。以下、

1983年4月のポルトガル総選挙で社会党は党のイメージから赤色を取去り、代わりにフランス社会党が近年多用する青色をできる限り使った。それは赤色の意味するマルクス・レーニン主義からの離反、あるいは訣別を示している。赤色革命が肉体労働者など古典的労働者、農民を主体とするカによる変革を目指したのに対し、青色革命は、革命というより変革の積み重ねであり、その推進主体をホワイト・カラーなどの新しい労働者階級や市民層に広く求めようとするものである。フランスのジャーナリスト、ルネ・パックマンが、ポルトガル総選挙に関連して「左翼における革命の赤色は終わった。青色の季節・時期が始まる」として使用した(『ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール』誌83年4月22日号)。

ページの先頭へ 戻る

青い革命

本誌1991年版収録。以下、

blue revolution ブルー・レボリューションともいう。地球温暖化、食糧、鉱物資源、人口増加など人類が抱えるいくつかの重要問題には海が深くかかわっている。地球という広い視野で、人類が海と共存し、海のもつ可能性を大いに生かそうとする動向をいう。徐々に進行している革命である。

ページの先頭へ 戻る

ブルー・バード

blue bird (米黒人語で)おまわり、巡査。

ページの先頭へ 戻る

青嵐会

本誌1980年版より。以下、

数年来の、自民党の危機を克服することを目標に、党内若手のタカ派議員が、昭和48(1973)年7月結成。その趣意書には、<1>外交は、自由主義国家群との連携を堅持する、<2>国家道義の高揚をはかり、物質万能の風潮を改め、教育の正常化を断行する、<3>富の偏在を是正して、不労所得を排除する、<4>自主独立の憲法を制定する、などを掲げている。会結成時「血判」を押したことが、世間の注目を呼び、また戦前の青年将校や革新官僚を想い起こさせて、不気味な印象を与えた。主要メンバーは、渡辺美智雄、藤尾正行、中山正暉など。現在は活動停止の状態にある。

ページの先頭へ 戻る

青々会

本誌1993年版収録。以下、

自民党前総務会長の西岡武夫衆院議員が設立した派閥横断の政策集団。設立趣旨は派閥や部会枠にとらわれない政策の勉強会とのことで月2回のペースで進めるという。各派から参加しており、党内では将来の派閥再編成なども想定した動きとの見方が強い。西岡は、湾岸紛争時に小沢幹事長とともに政策決定の迅速化と行動のタイミングを執拗に海部首相に進言した間柄。両者の考えは類似点が多いとみられており、顧問に小渕恵三(経世会)がついている。会員数27名。

ページの先頭へ 戻る

青線区域

本誌1959年版収録。以下、

赤線区域に対し、こちらは飲食店の営業許可だけで、特飲街と実質的に変らない売春宿兼業の飲食店営をこの名で呼ぶようになった。表面は飲み屋や温泉マークの旅館を装い、実はそこにいる女中が客に売春している。

黒線区域赤線区域

ページの先頭へ 戻る

青いダイヤ

1961〜62年頃には、梅ブームが起こり、青いダイヤといわれた。

黒いダイヤ赤いダイヤ白いダイヤ黄色いダイヤ

ページの先頭へ 戻る

青い羽根

海難救助のボランティア活動を援助する募金のシンボル。社団法人日本水難救済会により、1950年より行われている。集められたお金は、救難器材購入、人命救助訓練奨励金、救助出動報奨金等々に充てられる。年中受け付けるが、7月1日から8月31日までがキャンペーン期間。

黒い羽根緑の羽根黄色い羽根 2黄色い羽根 1赤い羽根

ページの先頭へ 戻る
All Right Reserved, Copyright(C) ENCYCLOPEDIA OF CONTEMPORARY WORDS