月刊基礎知識
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衣服や住まいについての博物館
執筆者 谷川由布子

住まいの歴史について

北海道開拓の村

明治・大正期の北海道各地の建造物を移築・復元した野外博物館。市街地・漁村・農村・山村の4つのエリアに分かれ、北海道開拓当時の情景が再現されている。村内は馬車鉄道(冬は馬そり)が運行。また、冬季には、昔の防寒服(マント・角巻〔かくまき〕)や深ぐつの着用、冬遊び・雪かきなどができる「冬の生活体験」を実施。

所在地:北海道札幌市厚別区厚別町小野幌50‐1

http://www.kaitaku.or.jp/

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江戸東京たてもの園

江戸時代から昭和初期までの都内の建造物が移築・復元されている。風呂屋や花屋、小間物屋(化粧品屋)、荒物屋など商店が多く、おもしろい。高橋是清邸など歴史を伝える建物もある。ビジターセンターでは解説パネルや映像が見られる。イベントも多数実施、学芸員による解説案内もある。

所在地:東京都小金井市桜町3‐7‐1(都立小金井公園内)

http://www.tatemonoen.jp/

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川崎市立日本民家園

東日本の古民家を中心に、船頭小屋・歌舞伎舞台など20件以上が移築されている。うち18件は国や県の重要文化財指定の貴重なもの。七夕や盆・正月・ひな祭りなどの年中行事は古民家を使って展示され、生きた民家の姿がよくわかる。土日祝日には、園内ガイドも行われている。

所在地:神奈川県川崎市多摩区枡形7‐1‐1

http://www.city.kawasaki.jp/88/88minka/home/minka.htm

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飛騨民俗村 飛騨の里

飛騨高山の集落博物館。有名な合掌造り、杣(そま)小屋やわらび粉小屋といった農山村の作業小屋からは、昔の生業と暮らしのさまがよくわかる。建物だけでなく、道祖神や馬頭観音などの道端の神仏も点在している。わら細工や飛騨の蓑(江名子〔えなこ〕バンドリ)などの民具作りや畑作を実演して見せてくれる。

所在地:岐阜県高山市上岡本町1‐590

http://www.hidanosato-tpo.jp/top.html

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日本民家集落博物館

むかしのおうちはくぶつかん。北は岩手県南部地方の「曲がり屋」から、南は奄美大島の「高倉」まで、全国各地の古民家を一堂に集めた野外博物館。どれも江戸時代の建築物で、関連民具も合わせて展示。かつて人々がその土地固有の風土と調和をとりながら生活していた様子がよくわかる。民家を利用しての催しも多数開かれている。

所在地:大阪府豊中市服部緑地1‐2 

http://www.occh.or.jp/minka/index.html

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四国村

源平の古戦場として有名な屋島の麓にある。四国各地から移築された江戸から明治時代の古民家博物館。サトウキビをしぼる砂糖しめ小屋や、和紙の原料である「こうぞ」を蒸す小屋など、四国の伝統的な生業を営んだ建物も見られる。燈台や燈台守の住宅「退息所」も珍しい。

所在地:香川県高松市屋島中町91 

http://www.shikokumura.or.jp/

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おきなわ郷土村

沖縄美ら海博物館や海洋文化館などがある海洋博覧会記念公園にある。沖縄の集落には、その固有の信仰に基づき、御嶽(うたき)やイビなど、さまざまな聖域がある。郷土村では、これらを自然の中に配し、沖縄の生活の土台を成す信仰の部分にも踏み込んで、集落形成のしくみを紹介している。

所在地:沖縄県国頭郡本部町石川424(海洋博覧会記念公園内)

http://oki-park.jp/kyoudo/index.html

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