月刊基礎知識
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あやかりネーミングでチャンスを狙え!

脱亜入欧以来、百余年。西欧は常に憧れでした

アドリア海の女王

地中海貿易の拠点であり、世界の文化・芸術の中心として栄えたイタリア北部のベネツィア(ベニス)。120以上の島々が400もの橋で寄木細工のように繋がれている。水没の危機を抱えながらも、中世以来、馬や馬車の通行が禁止され、現在も車の乗り入れが禁じられているように、 中世そのままの姿をとどめ、現在も人々を魅了し続けている。日本のベニスアフリカのベニスなど、世界にその名を冠した異名を持つ地域があるのはその証左。

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日本のベニス/水都ルネサンス大阪

東洋のベニスといえばタイのバンコク、中国の蘇州、アメリカのベニスがフロリダのフォートラダデール、北欧のベニスがストックホルム、北のベニスといえばオランダのアムステルダムやベルギーのブルージュ、スウェーデンのストックホルム、ロシアのサンクト・ペテルブルクなどなど、世界各地に水の都ベニスの名をうたった都市が存在する。日本でいえば宮城県の松島や福岡県柳川市が有名だが、2001年からは、大阪府が「水の都」としての再生をめざし、「水都ルネサンス大阪」をはじめとした各種事業・社会実験などに取り組んでいる。

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日本のスイス/くまぇり事件

長野県は、「精密機械産業等が盛ん」「高原性の気候で自然が豊か」「ウィンタースポーツが盛ん」などの特徴から「日本のスイス」と呼ばれる。安曇野市にはその名もズバリ「安曇野スイス村」という観光名所があり、ワイナリーやホール、乗馬施設、農産物直売所などが備えられている。新幹線の開通、冬季オリンピックの開催、田中康夫の知事就任などの明るい話題が多かったが、2006年は自ら放火を繰り返しブログに掲載していた女性が逮捕される通称「くまぇり事件」、諏訪・上伊那地方を中心とした「平成18年7月豪雨」による被害などが目立った。

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日本のロンドン/木更津キャッツアイ

ラムサール条約に登録された釧路湿原などで知られる北海道・釧路は、海流の影響などで霧が発生しやすいため「霧の町」「日本のロンドン」とも呼ばれる。最近は、千葉県・木更津市も「日本のロンドン」としてごく一部で有名(映画『木更津キャッツアイ』中で「木更津ってさ、日本のロンドンみたいなとこあんじゃん!?」「ねぇよ!」というやりとりが描かれ、そのユーモラスなシーンはファンの間で人気が高い)。

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