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2005流行語大賞からキーワード

富裕層

六本木ヒルズレジデンス

2003年に17年の歳月をかけて再開発された六本木ヒルズ内にあるA〜Dの4棟からなる住居棟のことで、IT長者をはじめ富裕層がこぞって住む富の象徴。賃貸物件は、47.58平方メートル(月額35万円)から364.03平方メートル(月額550万円)まであり、800戸のうち300戸は分譲されている。レジデンスDは家具付のサービスアパートメントとよばれ、マンスリーマンションとして利用でき、こちらの部屋も内装から家具、家電やアメニティにまで上質なデザインが追及されており、家賃は65万円から120万円。

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ミリオネーゼ

自分の才覚による年収が1000万以上で、経済的にも精神的にも自立し、恋も遊びも楽しむおしゃれな女性のこと。同じお金持ちでも、夫のお金で優雅に暮らして「セレブ」と呼ばれることと、自分自身で稼ぐ力のあるミリオネーゼの違いは大きい。向上心旺盛な女性に「ミリオネーゼの手帳術」「ミリオネーゼの仕事術」などミリオネーゼをうたった本も続々発刊。

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金持ち父さん貧乏父さん

世界で2500万部を売った国際的ベストセラー。ビジネススクールの校長であり、投資家でもあるロバート・キヨサキが、1997年にコンサルタント兼公認会計士のシャロン・レクターと共に執筆した。高学歴なのに収入の不安定な父親と、13歳で学校を中退した億万長者の父親を対比させ、お金や投資、財務について、従来の考え方に挑戦するような原理や哲学を紹介している。ニューヨークタイムズ紙のベストセラーリスト入り連続記録を更新中。

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プレミアムサロン

みずほ銀行が開設した預かり資産残高が1000万円以上の富裕層向けの個室カウンター。個人向けの営業強化の一環として展開している。資産運用などのコンサルティングに力を入れ、専門知識を持つフィナンシャルコンサルタントによるサービスを提供する。総合受付案内で「ロビーコンシェルジュ」が対応し、高級感のある個室で、くつろげる空間を演出。来店目的に関わらず、来店時にロビーに置いた受付機にキャッシュカードや通帳を読み込ませることで、同行の顧客データをもとに窓口を振り分け、誘導するシステム。

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ヒルズ族

六本木ヒルズに本社を置く企業や六本木ヒルズ内の高級マンションに住む人たちの通称。ITベンチャーや投資ファンドが多く、村上ファンドの村上世彰や楽天の三木谷浩史、ライブドアの堀江貴文、サイバーエージェントの藤田晋らがその代表とされる。

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清原達郎

2004年度長者番付の第1位は投資顧問会社のファンドマネージャー・清原達郎だった。。タワー投資顧問という会社のサラリーマンが長者になったことで話題に。通称100億円部長。長者番付といえば、土地持ちが当たり前だったなか、サラリーマンが長者番付の1位になったのは、現在の税額表示方式になってから初めてのこと。雑誌では「サラリーマン長者になる!」の見出しが躍り、投資セミナーは活況を呈した。

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ファンドマネージャー  fund manager

資金運用者。複数の投資家から資金を集め、その資金で行われる事業や資産からの利益を投資化に分配する仕組みがファンド。ファンド・マネージャーは、そのファンドを実際に運用する人のことで、証券アナリストの資格を持ち、金融庁に登録された投資信託会社や投資顧問会社に所属し、金融庁に登録されなければならない。カリスマファンドマネージャーなどの言葉も生まれた。

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○金、○ビ

1984年、渡辺和博は著書『金魂巻』で、現代の代表的職業31種に属する人々のライフスタイル、服装、行動などを、金持ちと貧乏人の両極端に分けて解説した。それを、○金(まるきん)、○ビ(まるび)とネーミングした。著書はベストセラーになり、この言葉もマスメディアだけでなく、日常会話の中にも頻繁に出てくる大流行語となった。

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東京ミッドタウン

東京都港区赤坂9丁目。六本木ヒルズから北へわずか600mの防衛庁跡地に2007年春に開業される予定の注目スポット。オフィス、商業施設、地上54階建のホテル「ザ・リッツカールトン東京(仮称)」やサントリー美術館、そして約530戸の住居からなる複合施設で、オフィスには富士ゼロックスや富士写真フィルムの入居が内定しているほか、現在六本木ヒルズに本社を置くヤフーも一部をミッドタウンに移す予定になっている。

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下流社会

富裕層の話題がもてはやされるなか、ニートやフリーターが増えているのも現実。一億総中流といわれたのも今は昔、現在は新たに「下流社会」が生まれつつあると説く「下流社会」(三浦展著)は、2005年のベストセラーになった。生活に困る「下層」ではなく、上へ行こうとする意思がなく、下流生活に不満を感じているわけでもない人が増えているという。

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