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近藤典子家の建ち方から間取り、調度品から雑貨まで、ここ数十年で日本人の住環境は大幅に変わってきた。その変化の速さに生活技術の進歩が伴っていなかったためであろうか、日本の家庭風景は欧米家庭に比べ雑然としているといわれてきた。そこに現れたのが近藤典子である。 ◆収納ものをしまい、片付けること。今や収納といえば近藤典子が思い浮かぶ、という人も少なくないが、近藤自身はもともと片づけが苦手だったという。夫が始めた引越しの梱包荷ほどき業(現在のオールマイティー)を手伝い始めていろいろな家に出入りし、さまざまな生活スタイルを目にするようになってから、改めて収納について考えるようになったという。 ◆柔道整復師職業の一つ。整骨院や接骨院で、骨や筋肉の歪みを治療する。近藤は25歳で結婚するまでこの仕事についていた。「骨をあるべき場所に戻す」「骨を動かして体のバランスを取る」といった姿勢は、骨をモノに置き換えると、現在の収納アドバイスにそのまま通じる、この仕事がいまの原点なのではないか、とは近藤の弁。 ◆通販通信販売の略。店舗に行かず、電話やインターネットなどで商品を注文・購入すること。近藤は収納グッズを買うときに通販のメリットを強調する。いろいろなカタログを比較して商品をじっくり吟味できる、サイズも記入してあるので検討が容易、また失敗した場合はクーリング・オフを利用など、さまざまな利点をあげている。 ◆オールマイティー近藤が取締役をつとめる会社。創立は1983年。所在地は新宿区西早稲田。女性による引越し時の荷造り・荷解きサービス、家事代行、店舗メンテナンスなどがおもな業務。近藤はアメニティ・サービス部門を担当。快適な住環境をつくるため、収納と整理のアドバイス・実践指導をおこなっている。 ◆収納性格近藤が用いる用語。収納にもその人その人にあった方法があり、まずは自分の性格を把握することが収納上手への第一歩という。近藤の分類では「ため込みタイプ」「散らかしタイプ」「詰め込みタイプ」(一見整然としていても、戸棚や引き出しの中が乱雑)「凝りすぎタイプ」(収納の工夫やインテリアに懲りすぎて、かえって使い勝手を悪くする)の4つがあるという。 ◆12分割掃除法近藤が提唱する生活アイディアの一つ。年末にまとめて1年分の汚れと取り組むのは消耗するので、仕事場、寝室、浴室、物入れ、キッチン…というふうに分け、月に1回、1、2時間程度かけて一か所ずつ念入りに掃除する。3DKの部屋などであれば12分割すればたいてい余るので、1つの箇所を2、3回にわけて掃除してもよい。 ◆収納グッズモノを収納するために使うラックや引き出しケースなどの総称。近藤の収納法ではしばしばこうしたグッズを利用しているが、反面、安易にグッズを買うことは戒めている。無駄な買い物をしないために、事前のシュミレーション、内寸と外寸のちがいに留意することなどをポイントとしてあげている。収納グッズの衝動買いは厳禁とのこと。 ◆アイデア収納塾近藤の収納アイデアを初映像化したソフト。2003年3月発売。扉うらの有効利用法、変形押入れとデッドスペースの活用など、このソフトのためのオリジナルアイデアを撮りおろしている。全3巻で「キッチン編」「押入れ編」「収納ビギナー向き・近藤流DIY編」に分かれる。DVDとVHSがあり、DVDの特典映像は「収納数え唄」。 ◆工具箱工作や修繕をする道具を入れた箱。近藤にとっては「宝物ともいえる大切な存在」とのこと。近藤はイーゼルと天板でカウンターテーブルをつくるなど、自作家具・収納グッズなどのアイディアも豊富で、ドライバーやのこぎりなどが入った工具箱は必需品。出張で収納の仕事をするときは、材料と一緒に工具箱も送っておくという。 ◆集中整頓近藤が提唱する生活アイディアの一つ。一度収納しても、使ったあと、もとの場所にもどさなければ、片付いた状態を維持することはできない。そのつど戻す「そのつど整頓」がもっとも望ましいが、それができなければ、1日のうち寝る前の15分など時間を決めて、集中的に片づけすることを勧めている。 |
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