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日本人は「3」が大好き!新しい「3」の名数総覧
 

3K、3B、3C…よくある言い方は、昔っからだ

3B体操

本誌1994年版収録。以下、

「3B」とはボール、ベル、ベルター。これらを使いながら軽快な音楽に合わせて体を動かす体操。

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3B

本誌1993年版収録。以下、

顧客の立場から非常に不愉快な3B。ブスーッとした顔、ボヤボヤして臨機応変の対応ができない、なにか言われるとブツブツ。

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3C革命

本誌1971年版収録。以下、

計算(Computation)、統轄(Controle)、通信(communication)の3つの頭文字をとって、情報革命をその主要な構成要素によって表わしたもの。コンピュータと通信回線とサイバネーションとこの3つの技術進歩が相互に結合することによって、いままでにない知的・システム的な情報が全国的なネット・ワークを通じて、すべての国民に自由に利用されるようになる。これが情報革命の実質的な内容にほかならない。

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3C

本誌1974年版収録。以下、

かつてのカー、クーラー、カラーテレビに代って国際化時代の3Cとはコンファレンス(conference=会議)、コングレス(congress=研究会議)、コンベンション(convention)のこと。国内の会議はもちろんのことだが、ここ1、2年国際会議が多く、昭和44(1969)年度だけでもコンファレンス規模のものが約300。コングレス以上のキチンとしたものでも約50。この数字は年々伸びている。会議のために外国からの訪問答がふえると同時に海外の3Cに出席する日本人の数もうなぎのぼり。ホテルやトラベルエージェントでは、この新しい3Cの正確な情報をより早く手に入れるために、激烈な競争をしている。

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3C結婚

本誌1993年版収録。以下、

キャリアに、クラス、クレバーが加わった最強女性の結婚。お嬢様タイプの紀子さまブームの次に到来した、雅子さまタイプのキャリアウーマンが脚光を浴びる時代。「結婚しないかも知れない」と働く女性が言い出したのは90年代に入ったころだったが、その後、女性誌がしきりに結婚特集を組み、スポーツ選手とアイドルの結婚などで結婚ブームに火がつき、皇太子のご結婚で3C結婚が言われるようになった。

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3Cガール

本誌1985年版収録。以下、

カフェバーでシガレットを吸いながらカンパリソーダを飲む女。ナウい女。

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平成の3C

本誌1993年版収録。以下、

コンピューター、クラブ、カード。持ち運びできるパソコン、スポーツクラブ、それにクレジットカード。

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3D時代

本誌1971年版収録。以下、

ディッシュ・ウォッシャー(サラ洗い機)、ドライヤー(乾燥機)、デスポーザー(ゴミ処理機)の3つが、3C時代の次に来るものだそうである。とかく、わが国の生活水準の向上は、キャッチ・フレーズのもとに高められてきた感じだが、この3D時代は、発売そうそうのサラ洗機が、『暮しの手帖』で“時期尚早である”とキメつけられ、出足にお湯ならぬ水をかけられた形である。

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3つのD

本誌1964年版収録。以下、

1963年の第18回国連総会の達成目標として国連事務総長ウ・タントが掲げたもの。軍縮(Disarmament)、開発(Development)、非植民地化(Decolonialization)の3つがそれである。

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3D結婚

本誌1991年版収録。以下、

昨今の女性が結婚にこだわる3要素。打算、妥協、惰性。

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3D女

本誌1993年版収録。以下、

惰性、脱落、妥協の3Dで、結婚に対してさほどの期待、感激を持たない女性。高学歴、高収入、高い身長を相手の男性に求める「3高女」が「3D女」にかわりつつあるとか。

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3E(サンイー)革命

本誌1974年版収録。以下、

1970年代の技術革新は、エネルギー・エレクトロニクス(電子工学)・エキゾチックマテリアルの3つのEの革命だといわれる。エキゾチックマテリアルとは、画期的な性能をもち、従来の常識を破るまったく新しい材料をいう。

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3E人聞

本誌1986年版収録。以下、

「E」は、エキサイトメント(興奮)、エンジョイメント(面白さ)と、エンターテインメント(楽しみ)。働く面白さをつくりだすプロデュース能力をもつリーダー。

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3F時代

本誌1977年版「4F時代」より。以下、

Food(食料)とFire(兵器)とFuel(燃料)の3F時代といわれたが、1973年の石油危機は、直ちに化学肥料の危機となり、ローマのFAO総会が肥料危機総会のようになり、Fertilizer(肥料)を加えて4F時代といわれる。尿素は石油そのものといってもいいくらいだからである。日本は石油不足で計画通りの肥料輸出ができないことで東南アジア諸国におわびの使節団を派遣した。

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3F(新感覚のワーキングウエアの)

本誌1993年版収録。以下、

ファンクショナル(機能的)、ファッショナブル、それにファジー(らしくない)。伊勢丹デパートで、「3Fワーキングウエア・ショー」が開かれた。

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3G

本誌1992年版収録。以下、

五輪、ゴルフ場、ゴミで、長野県で環境破壊のお荷物と言われている由。

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3H産業

本誌1995年版収録。以下、

不況脱出にはずみをつける3種のリーディング産業で、ハウス(住宅)、ホビー(趣味)、ヘルス(健康)。

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3J

本誌1994年版収録。以下、

実用、重量感、地味、最近の贈答品の売れ筋。

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3J余暇

本誌2000年版収録。以下、

地元で、地味に、自分磨きが最近の傾向と、余暇開発センター『99年版レジャー白書』。

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3J

本誌1993年版収録。以下、

バブル崩壊後、注目されはじめた3J。地味で実力派、それにジジムサイ。音楽界でもアイドル歌手の伸び悩みの一方でベテランミュージシャンがヒットを飛ばした。

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3K

本誌1991年版収録。以下、

若者たちの抱く就職回避の条件で、「きつい、汚い、危険」を指す。そのため、就労条件のきびしい職場などでは就労者を確保できずに求人難倒産に追いこまれる。なお、若い女性が掲げる結婚相手の条件に3H(高い身長、高学歴、高収入)というのもある。

経費の3K
本誌1993年版収録。以下、

景気の停滞と高コスト低収益構造の定着で企業の間では経費削減運動に拍車がかかっている。そのさい、まず狙われるのは、交際費、交通費(タクシー代、出張旅費)、広告費の3費目。頭文字のKを取って「(経費の)3K」という。もっとも「3Kだけじゃ甘い」と、もっと細かいところまで目を光らせ、ケチケチ作戦を展開し、仕事の見直し、コスト意識の徹底、経費のバブル除去を進めている。

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3K(人気職種)

本誌1993年版収録。

国際、広報、企画。

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3K(英語になった日本語)

本誌1993年版収録。以下、

カローシ(過労死)、ケーレツ(系列)、ケンベー(嫌米)。

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3K赤字

本誌1983年版収録。以下、

国の特別会計・政府関係機関等のうち赤字額の大きい、国鉄、米(食糧管理特別会計)、健康保険(政府管掌健康保険)の3つを合わせて、3K赤字と呼んでいるが、このうち最も赤字の大きいのは国鉄で、昭和56年度補正予算で1兆1541億円と1兆円を超す赤字を見込んでおり、昭和57(1982)年度予算でも1兆3853億円の赤字額を計上している。

食糧管理特別会計は、「食糧管理特別会計法」に基づいて設置され、「食糧管理法」「農産物価格安定法」および「飼料需給安定法」に基づき、米、麦、でん粉、輸入飼料等の買入れおよび売渡しを管理するものであるが、昭和57年度予算では6096億円の赤字が見込まれている。

政府管掌健康保険は健康保険の適用被保険者のうち、健康保険組合を組織していない事業所の被保険者を対象とした医療保険であるが、57年度末における累積収支不足額は、6811億円と見込まれる。

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3K新人類

本誌1993年版収録。以下、

俗にいう「3K職業」、建築現場に働く若者。給料もよく、住宅も保障され、残業もない。服装も、3Fワーキングウエアで、マウンテンパーカーにジーンズ、足もとはナイキのスニーカーと洒落ている。

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3K予算

本誌1993年版収録。以下、

国際貢献、景気維持、国債発行。

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3K

本誌1993年版収録。以下、

企業が不況になって最初にケチる3K。交際費、交通費、広告費。

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新3K工場群

本誌1994年版収録。以下、

通産大臣の諮問機関、工業用地及び工業用水審議会が答申した「新しい工業用地のあり方に関する報告」の中でいうこれからの工場(ニューファクトリー)。きれい、快適、そして(地域への)貢献が「新3K」。きれい、快適でなければ人が集まらないから当然として、工場を地域のよき一員としてとらえ、地域活性化の拠点とするなど「貢献」をあげた点が新味である。

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3L

本誌1994年版収録。以下、

1993年の海外ファッションのトレンド。ロング、リーン(細い)、リキッド(流れるような)。

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3M運動

本誌1986年版収録。以下、

博物館(ミュージアム)、親方(マイスター)にモデルショップの3M。東京墨田区での下町職人仕事のミニ博物館づくり。製作工程も見せ、展示即売。すでに14館も。

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3M(スリーエム)時代

本誌1971年版収録。以下、

ファッションの世界における、ミニ、ミディ、マキシの共存する時代をさす。1968年から69年にかけてのミニスカート全盛時代から、3者競合の時代に移行してきた。メーカーが作る流行に消費者が従った時代は過ぎて、デザイナー、メーカー、消費者の共同作業が流行をきめる時代がきたといえる。

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3M連合/YKKライン/竹三関係

本誌1992年版収録。以下、

自民党総裁選での宮沢・三塚・ミッチー(渡辺)3派連合が「3M」、その各派の山崎拓・加藤紘一・小泉純一郎代議士が「YKK」、竹下、三塚で「竹三(たけみつ)関係」。

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3M(女性タレント)

本誌1993年版収録。以下、

牧瀬里穂、観月ありさ、宮沢りえ。

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3R株

本誌1992年版収録。以下、

リニューアル、リプレース、リフォーム関連株。

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3S時代

本誌1968年版収録。以下、

スーパー・マーケット(supermarket)、スパレット(superette)、SSDDS(self service discount department store)という3形式をとった流通革命の一つの段階。その規模に大小があるが、共通するところはセルフ・サービス(社員でなく客が品物を選ぶ)という点である。

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3S

本誌1991年版収録。以下、

「さらさら」の髪、「すべすべ」の肌、「すっきり」したスタイルという現代っ子たちの理想像。男女の区別なく、過剰なまでに清潔になろうとする姿勢の表れだ。毎朝のシャンプー、いわゆる朝シャンはもはや常識、毛深い男の子は脱毛に励み、ダイエットすら辞さない。なかには、男性専用のエステティック・サロンも登場したが、サラリーマン、大学生どころか、中学生、高校生までが訪れているという。清潔願望が過ぎて潔癖症に陥っているタイプも多く、そういった現象を捉えた商品も登場。父親の下着と自分の下着を分けて洗える洗濯機や、家庭薬ではなく、個人的に使用する傷薬などは、とくに話題となった。

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3S

本誌1993年版収録。以下、

結婚披露宴の3S。シンプル、センス、さりげなさ。手作り型が急増。

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3Y(看護婦さんの)

本誌1993年版収録。以下、

「喜びがある、やさしい心を知る、やりがいがある」。誇りを持って仕事に励んでいる人も多いと「8K、12K」に反論。毎日新聞(92年3月14日大阪版「デスクです」欄)に。

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3Y職場

本誌1994年版収録。以下、

3Kに加え「給料が安い、休暇が少ない、規則がきびしい、薬に頼って生きている、結婚できない、化粧のノリがわるい」の9K職場だといわれたが、看護婦の仕事は「喜ばれる、役に立つ、やりがいのある」、高齢化社会を支える仕事だという評価。

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3V時代/3P時代

本誌1971年版収録。以下、

今後所得が上昇し労働時間が短縮されるにつれてレジャーが大型化し10年後には3V時代が、20年後には3P時代がくると予想されている。3Pとはプール(pool)、プレーン(飛行機=plane)、プレース(遊びのための場所=place)、3Vとは、ビザ(visa=これは査証の意味だがここでは査証を持って海外旅行をするようになる点をあらわしている)、ビラ(別荘=villa)、ビジット(訪問=visit)のこと。これに対し近い将来、レジャーとは現在のアメリカのように3M時代をむかえるだろうという見方もある。3Mとはマイプレーン(自家用機=my plane)、モーターボート(motor boat)、モービルハウス(移動住宅=mobil house)のこと。

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