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全国的に知られた有名知事◆浅野史郎(宮城県知事)現役の有名知事さんについては『現代用語2002年版』をご覧ください。 ◆石原慎太郎(東京都知事)現役の有名知事さんについては『現代用語2002年版』をご覧ください。 ◆太田房江(大阪府知事)現役の有名知事さんについては『現代用語2002年版』をご覧ください。 ◆北川正恭(三重県知事)現役の有名知事さんについては『現代用語2002年版』をご覧ください。 ◆潮谷義子(熊本県知事)現役の有名知事さんについては『現代用語2002年版』をご覧ください。 ◆田中康夫(前長野県知事)現役の有名知事さんについては『現代用語2002年版』をご覧ください。 ◆堂本暁子(千葉県知事)現役の有名知事さんについては『現代用語2002年版』をご覧ください。 ◆橋本大二郎(高知県知事)現役の有名知事さんについては『現代用語2002年版』をご覧ください。 ◆福田昭夫(栃木県知事)現役の有名知事さんについては『現代用語2002年版』をご覧ください。 ◆蜷川虎三明治30-昭和56年。東京生まれ。京大経済学部長もつとめた統計学者。25年4月、知事当選。中小企業長官当時、24年-25年にかけてのドッジ緊縮政策のもと中小企業「3月危機説」を唱えて吉田内閣に罷免され、革新陣営に推されて京都府知事選に出馬、当選。このときの「反共は戦争前夜の声である」という蜷川語録は有名。「憲法を暮らしのなかに生かそう」をモットーにして連続7回当選。中小企業の保護育成、政府の米減反政策に反対する府独自の価格保証、教員勤務評定の府実施等々の数々の政策は、その強烈な個性とあいまって府民の支持をうけた。 ◆東龍太郎明治26-昭和58年。大阪生まれ。東大医学部教授、厚生官僚、茨城大学学長等を歴任。日本体育協会会長として、日本スポーツ界の復興に尽くし、国際オリンピック委員会(IOC)委員としても活躍した。自らも東大学生時代はボート選手。34年、東京都知事就任。2期8年の在任中の39年、アジアで初めて開かれた東京オリンピックを招致、大成功に導いた。実務派というよりは、内外に対しての“顔”としての功績が大きい。実務を切り盛りしたのは筆頭副知事であり後の都知事・鈴木俊一であった。高度成長というタイミングのよさにも恵まれ、オリンピックを目標に東京都の道路、地下鉄など都市施設の整備をすすめた。56年、東京都名誉都民の称号を贈られた。 ◆美濃部亮吉明治37-昭和59年。美濃部達吉の長男、東京生まれ。大内兵衛門下生としてマルクス経済学研究の道を歩む。戦後、内閣統計委員会事務局長。24年から東京教育大学教授。そのかたわら行政管理統計局基準局長。42年、大内らに説得され、社会党、共産党の支持をうけて、東京都知事選に立候補。松下正寿候補を接戦の末破って、戦後20年間保守に独占されていた都知事の座を革新の側に奪った。「1人の反対者がある限り、1本の橋といえども架けることはない」として、都民との対話、都民の参加を政治スタンスとした。高福祉社会を推進した反面、「これほど惨憺たる状況のなかで幕をひくことになろうとは」という財政破綻をもたらし(→東京都の財政問題)、評価はわかれるところ。のち参院議員。 ◆長洲一二経済学者。大正8-平成11年。東京生まれ。22年横浜経専教授、経済原論と経済学史を講義。スターリン批判後のマルクス主義思想の混迷のなかで構造改革派の旗手として活躍。柔軟な発想と複眼的なものの見方をする。50年横浜国大教授から神奈川県知事にかつぎ出され、当選。神奈川県政初の革新知事。職員定数減や事業の統廃合など、国にさきがけて行財政改革を行い、財政危機をのりきる。「革新も不断の自己革新をしていかねば」と説いた。 ◆横路孝弘昭和16年-。父の急死で政界への転進を余儀なくされ、28歳の若さで社会党代議士に。5期13年間をつとめ“社会党のプリンス”を称されたのち、83年、道知事選に初出馬。「静かなる改革」を掲げ、知名度とさわやかな弁舌を武器にムード選挙を展開、草の根市民団体や元全共闘活動家らの「横路氏と勝手に連帯する若者連合」などボランティアの援軍と社会党、労組の組織力に支えられて当選。弁護士出身。就任後は、地域経済活性化を最重要課題と位置付け、大分県にならった一村一品運動や企業誘致条例をすすめた95年に知事を退き、国政復帰。北海道1区選出衆院議員。 ◆鈴木俊一明治43(1910)年-。東京生まれ。東大法学部卒。自治事務次官・内閣官房副長官・東都知事下(→東龍太郎)での筆頭副知事・日本万博協会事務総長を歴任、内務官僚のエリート街道を歩んだ。79年4月、美濃部知事引退のあとの都知事選に出馬し当選、当時68歳。前知事(→美濃部亮吉)の高福祉政策のもと疲弊した都財政の赤字を短期間のうちに解消。以後4期16年つとめた、当時84歳。任期中には全国知事会会長にも。その行政手腕は高く評価される。 ◆平松守彦大正13年-。大分県生まれ。大分空港を中心にハイテク企業を誘致し、農工並存型のテクノポリスをつくる「テクノポリス計画」、各地域が昔の藩のようになり、東京と対等な立場になるべきだと唱える「廃県置藩」構想、「九州議会」の開催など、独創的な施策を次々に打ち出し、独自の視点で地方分権の推進を訴える地方自治のリーダー的存在。とくに「一村一品運動」は有名で、一連の施策は多くの自治体で地域活性化の手本とされた。1949年に商工省に入省、通産省企業局産業公害課長、貿易振興局輸出保険課長、国土庁長官官房審議官などをつとめた。75年、通産省エリート官僚の地位を投げうって大分県副知事となり、79年から現職。 それまでまったく無名だった同県日出町の焼酎「吉四六」(二階堂酒造)を売り込んで、全国に焼酎ブームをおこしたのは彼の手腕である。 ◆細川護煕肥後54万石・細川藩第16代藩主の血筋にあたる殿様。昭和13年-。熊本県生まれ。上智大法学部卒。朝日新聞社会部記者を経て71年から参院議員2期。83年、45歳の全国最年少知事として熊本県知事に当選。東京一極集中に対抗する昔の藩政のように強力な地方自治の確立を唱え、「日本一づくり運動」などでユニークな行政手腕を発揮したが、「権力は10年で腐る」と2期で退任した。92年5月、「歴史的直感」により既成政党政治を批判して日本新党を結成し、その年7月の参院選比例代表区で自身を含め4人が当選。さらに93年総選挙で衆院選に挑み、35議席を獲得して政界再編のキャスティング・ボードを握り、第79代内閣総理大臣に。現在は“殿様らしく”引退して隠居の身。 ◆武村正義昭和9年-。滋賀県生まれ。自治官僚から八日市市長となり「自転車都市宣言」「なんでも聞く課」などのユニーク行政を展開する。1期目任期途中の74年、滋賀県知事選に出馬して当選。徹底した行政改革と前知事時代に腐敗した県政の粛正を行う一方、「琵琶湖富栄養化防止条例」や「風景条例」の制定、「世界湖沼会議」の開催など全国に先駆けて環境問題に力を入れた。84年衆議院に転じ、リクルート事件を機に88年、政治改革をめざして若手議員を中心に「ユートピア政治研究会」を結成。93年総選挙直前、政治改革を実現できない自民党に見切りをつけてユートピアのメンバー9人とともに離党し、「新党さきがけ」を旗揚げした。その後の活躍は知られるとおり。 ◆青島幸男昭和7年-。東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。1995年、通算5期務めた参院議員を辞職して東京都知事選に立候補。政党の応援を一切受けず、政見放送以外は選挙運動をまったくしないという独自のスタイルで、保革相乗りの石原元官房副長官を破って当選。単なる「タレント候補の勝利」ではなく「無党派層の勝利」と讃えられる。5月、あくまでも公約をつらぬき東京都市博の中止を決断。単なる「無責任な思いつき」ではなく「都政を政党・役人・財界から都民に取り戻す大英断」と喝采を浴びる。さまざまな利権・既得権が絡む公共事業をあっさりやめてしまうことも可能なのだという発見は、都民ならずとも新鮮な驚きでもあった。が、その後の雲行きが怪しい。9月、やはり公約だった「旧2信組処理問題に公費を使わない」を撤回表明。また、官官接待問題でも都の食糧費の情報公開を拒否するなど、都民に「まことに遺憾に存じます」と思わせる言動が相次いだ。 だからというわけであろうか、「二期目は絶対強い」(事実、2期目に出馬して敗北する現職知事は40年以上でていない)といわれる知事選に、99年2月、自ら不出馬宣言の臨時記者会見。 ◆横山ノック昭和7年-。本名・山田勇(やまだ いさむ)。兵庫県出身。1995年、通算4期務めた参院議員を辞職して大阪府知事選に立候補。やはり政党の応援を一切受けず、青島都知事と同時に無党派当選。「日本の東西二大都市が元コメディアンによって統治される」というニュースが世界を驚かせた。あくまでも「庶民の立場に立った府政」を強調するが、やはりこちらも東京以上に雲行き怪しい。「関西国際空港の第二期工事に税金は使わない」という公約は早くも撤回。8月の木津信組の破綻問題でも、危機管理能力のなさを露呈。府議会の追及にはろくに答弁できず大ゲンカ……と、庶民の失望と不安は高まるばかり。副知事やブレーンの不在もあるにしても、あの160万票の狂騒はいったいなんだったのか。単に政治のプロたちの反省を促すために使われただけだったのか。 1999年12月、選挙運動員だった女子学生に対する強制わいせつ容疑から、辞職に至った。 |
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