月刊基礎知識
月刊基礎知識トップページへ バックナンバーへ
新語流行語大賞からよむ日本のしくみ
 

ブロードバンド

広帯域通信網 (broadband communications network) 〔1972年版初出 放送用語より〕

略してBCNということが多い。1本の同軸ケーブルで、有線テレビの送受信はもちろん、送り手と受け手が対話できるテレビ電話やデータ通信、ファクシミリ新聞など、多種多様な通信網のこと。情報のハイウェーともいうべき性格をもち、新しい情報化時代の担い手として今後の利用が期待されている。

ページの先頭へ戻る

BCN (broadband communication network 広帯域通信網) 〔1973年版 情報化社会用語より〕

大量の情報を高速で伝送できる広い周波数帯域をもった通信網のこと。現在の電話網は4kHzだがテレビではその1000倍の4MHzが必要になり、将来はこれが現在の電話網に替わって情報ネットワークの本目になる。このため同軸ケーブルが使用され、将来はミリ波、レーザー通信などの実用化が見込まれている。CATVはその利用形態のひとつ。

ページの先頭へ戻る

高速・広帯域統合網〔1991年版 情報化社会用語より〕

NTT (日本電信電話) が2015年をメドに、全国の各家庭にまで光ファイバーケーブルを施設し、映像伝送やテレビ電話など、様々なサービスを可能にする計画。光ケーブルは現在の銅線の電話線に比べ数千倍の大容量通信が可能になるが、現在は都市間の基幹通信回線や電話局間を結ぶものだけである。計画によると、95年前後から大都市部のビルの回線から光ケーブルに替えはじめ、2005年には地方の大都市レベルの各家庭まで光ケーブル化する、さらに、2015年までには全国の家庭にまで広げる計画である。計画が完成すると前記のようなサービスのほか、高品質多地間テレビ会議、電子新聞、さらに、電話機より流れる映像を見て品物を購入する「テレ・ウインドショッピング」などが可能になるという。

ページの先頭へ戻る
All Right Reserved, Copyright(C) ENCYCLOPEDIA OF CONTEMPORARY WORDS