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新語流行語大賞からよむ日本のしくみ
 

ファンの皆さま本当に日本一、おめでとうございます

「がんばろうKOBE」〔1995年新語流行語大賞受賞語〕

大賞受賞者:仰木彬 (オリックス監督)

1995年1月、神戸・淡路大震災が発生した。復興に起ち上がる市民を力付けたのが、このスローガン。地元球団オリックスは、スローガンをユニホームに縫い付け、リーグ優勝を勝ち取った。神戸市民への励まし効果は絶大と、評価は高かった。

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メークドラマ〔1996年新語流行語大賞受賞語〕

大賞受賞者:長嶋茂雄 (巨人軍監督)

“英語の達人”長嶋監督の造語。数々の長嶋語録の中でも、もっともポピュラーで“感動的”なセリフとなった。7月6日、首位カープとのゲーム差は11.5と開き、優勝は絶望かと思われた。ところが翌日からは、あれよあれよの快進撃。7月16日には「メークドラマ」宣言を発し、ついには奇跡の大逆転優勝を飾った。まさに、“ドラマ”を“作った”長嶋巨人の戦いぶりであった。

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ハマの大魔神〔1998年新語流行語大賞受賞語〕

大賞受賞者:佐々木主浩 (横浜ベイスターズ)

マシンガン打線を引っさげて、横浜ベイスターズは38年ぶりのセ・リーグ優勝、余勢を駆って日本一になった。最大の殊勲者がストッパー佐々木で、ついたあだ名が「ハマの大魔神」。マウンドに仁王立ちし、打者をバッタバッタと打ち取る姿は日本国中を熱狂させた。最優秀選手、最優秀投手、最優秀救援投手、ベストナイン、ファイアマン、プレーヤー・オブ・イヤー、正力松太郎賞などの栄誉を独占したばかりでなく、神社まで“建立”されてしまった。

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ID野球〔1992年のことば〕

IDとはインポート・データ (import data) 。

データ重視の野球。ヤクルト野村監督の標榜したチームカラー。 「1年目に種をまき、2年目に水をやり、3年目は花を咲かせる」と言ったとおり3年目にしてセ・リーグ優勝を果たした。

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「20世紀は長嶋監督と…」渡辺恒雄〔1999年のことば〕

「20世紀は長嶋監督と心中する。21世紀は別途考える」 (1999年9月1日)

巨人軍オーナーのナベツネ氏が長嶋監督の去就についてこう語り、チョーさんの続投を明言。同監督も「オーナーから来季の契約要請をいただいたことは事実。快諾させていただいた」とのコメントを発表し、来季8年目に突入することが正式に決まった。また渡辺氏は2001年以降の監督人事は未定であることも示唆。原辰徳野手総合コーチが指揮権を受け継ぐ可能性が有力。

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