月刊基礎知識
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2006年04月号
出る杭を打つか打たないかはともかく、誤りは正さねば。
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不正事件で注目を集めた企業をめぐる用語集

不正事件で注目を集めた企業をめぐる用語集 プロ野球・近鉄球団の買収やニッポン放送買収だけでなく、競走馬、ジーンズ、宇宙旅行計画やCDデビュー計画等々と常に話題を提供し続け、「時代の寵児」ともてはやされていた「ホリエモン」ことライブドア・堀江貴文社長。2005年までの成長ぶりから一転、明けて06年からは疑惑噴出〜逮捕〜株式暴落と凋落の一途をたどることに。出る杭を打つのは日本の伝統文化(?)とはいえ…。

が、もちろん報道されているような不正が事実であるならば、それ相応の報いがあるのも当然。ここはひとつ償うべきは償い、先達に倣ってまた元気な堀江節を聞かせてほしいもの。もちろんそのまま舞台から姿を消す可能性もありますが…。そういったわけで今回は打たれた杭の方々とその周辺の用語をお届けします。

日本の中のヤード・ポンド法

日本の中のヤード・ポンド法 「変わらなきゃ」という自動車会社のCMに出演していた若き野球人イチローは、その後メジャーに挑戦し、今では押しも押されぬ超一流のメジャーリーガーへと見事な変貌をとげました。一方、メール問題でドタバタ劇を演じた某政党のイチローさんも、「変わらなきゃ」をキャッチフレーズに党改革、政界変革を狙っているようですがこちらはどうなってゆくのでしょう。それまで連綿と続いてきたものを変えるというのは非常に困難をともなうもです。さて、単位の世界を見てみると、これもなかなか「変わらなきゃ」が実行できなかったようです。

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袋小路派の政治経済学*第3講「格差」(前編)

袋小路派の政治経済学*第3講「格差」(前編) 「格差は悪いことではない」。・・・・毅然と居直りましたね、小泉首相。でも、問題となっている「格差」の本質的な意味を理解して言っているのでしょうか? まあ、理解していないとすれば、政治家としての能力を疑いますし、理解して言ってるのであるとすれば、政治家としての資格を疑いますけどね、私は。ただ、このような首相の態度が、今の世の中でそれほど強い非難を浴びず、むしろ、一部にはそれを歓迎するような向きすら見られるのは、首相や政治家は別として、一般国民の間に「格差」に対する理解が不足していることも、一因ではないかと思います。そこで今回は格差の問題を取り上げてみようと思います。

執筆者:土屋 彰久
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