現代用語シリーズ

おとなの楽習(がくしゅう)シリーズ

論語のおさらい

おとなの楽習(がくしゅう)
論語のおさらい
  • 通常販売
  • 山口 謠司
  • おとなになった今だからこそ…大人のための新しい教科書シリーズ。
    孔子の言葉『論語』から今でも通用する大切な教えを学びます。

  • 定価 1,320 円(本体 1,200 円 + 税)
    四六 判/ 192ページ
    2020年07月23日 発行
    ISBN 978-4-426-12635-3
  • *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
  •   

なんで中学生の時に、ちゃんと学ばなかったんだろう…。
中学レベルをさらりと「おさらい」しませんか?

国語や倫理の時間に少しだけ『論語』の言葉について習った人は少なくないでしょう。

「子曰く、学びて時にこれを習う、またよろこばしからずや」

このフレーズは有名ですが、なんだか難しくて何を言いたいのか分からない、学習が楽しいなんてありえない! と思った人も多いかも知れません。

でもこうした言葉の背景には、どうすれば人は、つねに人のことを考えて、寄り添って生きていくことができるのか、という孔子の深い深い思索があったのです。

おとなになって、社会で生きていくことの難しさが身に染みたうえで改めて『論語』を学んでみたら、きっと今でも私たちを教え導いてくれる大切な教えがそこにあることに気付くはずです。

楽しく、明るく、元気に『論語』のおさらいを始めましょう!

著者紹介

山口 謠司 (やまぐち ようじ)

1963年長崎県佐世保市生まれ。大東文化大学大学院、フランス国立高等研究院大学院に学ぶ。専門は書誌学、音韻学、文献学。現職、大東文化大学文学部教授。
近著『日本語を作った男上田万年とその時代』(集英社インターナショナル)で第29回和辻哲郎賞を受賞。『頭の中を「言葉」にしてうまく伝える。』『音読力』『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』、シリーズ累計23万部突破のベストセラー『心とカラダを整えるおとなのための1分音読』シリーズなど著書多数。

目次

序章 いま論語を学び直す意義~「不亦楽乎」
 孔子の言葉
 孔子の出自
 仁とは何か
 孔子が生きた時代
 理想と現実
 今にも生きる孔子の思想

第1章 学ぶとはどういうことか
 学びて時にこれを習う。亦説ばしからずや。
 之を知るを知るとなし、知らざるを知らざるとなす。是れ、知るなり。
 学びて思わざれば則ち罔し。思いて学ばざれば則ち殆し。
 朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり。
 君子重からざれば則ち威あらず、学べば則ち固ならず。
 我、三人と行えば、必ず我が師を得。
 之を如何せん、之を如何せんと曰わざる者は、吾之を何如ともすることなきのみ。
 故きを温ねて新しきを知る。以て師と為すべし。
 祭るには在すが如くす。神を祭るには神在すが如くす。
 其の己を行うや恭、其の上に事うるや敬、其の民を養うや恵、其の民を使うや義なり。
 文質彬彬として、然る後に君子なり。
 述べて作らず。信じて古を好む。

第2章 どのように生きればよいか
 己の欲せざる所は人に施すこと勿れ。
 巧言令色鮮なし仁。
 過ちて改めざる、是を過ちと謂う。
 君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず。
 人の、己を知らざるを患えず、人を知らざるを患う。
 賢を見ては斉しからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省みる。
 徳は孤ならず、必ず隣有り。
 顔淵死す。子之を哭して慟す。
 其の仁を知らず、焉ぞ佞を用いん。
 人の生くるや、直し。之れ罔くして生くるは、幸にして免るるなり。
 徳を之れ修めず、学を之れ講ぜず、義を聞きて徙る能わざる、不善の改むる能わざるは、是れ吾が憂なり。
 逝く者は斯の如き夫。昼夜を舍めず。
 後生畏る可し。焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや。

第3章 社会とのかかわり
 必ずや名を正さんか。
 厩焚けたり。子、朝より退きて曰く、人を傷れりや、と。馬を問わず。
 子、大廟に入りて事毎に問う。
 夫子喟然として歎じて曰く、吾は点に与せん。
 これを沽らんかな、これを沽らんかな。我は賈を待つ者なり。
 曽子曰く、吾、日に吾が身を三たび省みる。
 成事は説かず、遂事は諌めず、既往は咎めず。
 鳳鳥至らず。河、図を出さず。
 礼譲を以って国を為むること能わずんば、礼を如何せん。
 吾が道は一以て之を貫く。
 夫子の性と天道とを言うは、得て聞く可からざるなり。

第4章 『論語』のその後
 論語の研究史
  孟子の性善説
  荀子の教え
  焚書坑儒
  今文派と古文派
  『尚書』の「秦誓」篇
  『論語』の注釈書
  宋代の『論語』
  王陽明の『論語』と清朝の学問
 日本における『論語』の歴史
  『論語』の伝来
  その後の受容
  江戸時代の『論語』
  徳川家康と『論語』
  渋沢栄一と『論語』

巻末資料
 登場人物略伝
 春秋時代の地図
 孔子略年譜

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