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ネットワーク上で使われる単位
白鳥 敬 執筆

ネットワーク上で使われる単位

投稿時速

ブログや掲示板に書き込みが殺到し、手がつけられない状態になることも多いが、書き込み速度が時速で表示されている掲示板もある。2ちゃんねるのポータルサイト「2NN+」では、投稿時速「res/h」が表示されている。1時間に何件のレス(投稿)があるかを表す速度だ。

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平均投稿時速

「2NN+」で使用されている投稿時速の平均速度。平均投稿時速が1300res/h程度より大きいものを祭級ニュースという。祭り級になるとまさに炎上状態だ。

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対板瞬間投稿率

「2NN+」で使用されている単位で、板にあるスレッド全体における特定のスレッドへの書き込みの集中の度合いを表している。この数値が高いと、多くの人がそのスレッドに集中的に書き込みをしているということになる。書き込み数が多いということは閲覧者の数も多いということである。閲覧者数は書き込み数よりはるかに多い。

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スレッド  thread

板。インターネットなどネットワーク上の電子掲示板の単位。板は、電子掲示板の中で、特定の話題に関するスレッドをまとめた一群をさす。スレッドは、特定のテーマでたてられた投稿のひとかたまりのこと。スレッドのことを略して「スレ」ともいう。また、投稿に対する返事の書き込みを「レス」という。これはレスポンスの略。

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モリタポ

インターネット上で使用できる仮想通貨。未来検索ブラジルという会社が開発・サービスを行っている。1モリタポは0.1円。最初に一口2万モリタポを2000円で購入し、ネット上で使用する。現在、モリタポが使えるのは「2ちゃんねる検索」「モリタポオークション」など。

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オンラインゲームの仮想通貨

オンラインゲーム上で流通している仮想通貨が、実際のリアルマネーで売買されるようになってきている。これをRMT(リアルマネートレーディング、Real-Money Trading)という。ゲームのアイテム(鎧・剣など)など、本来ゲームという仮想空間で仮想通貨を使って売買されるものが、実際の通貨で売買され、詐欺などの犯罪が発生するなどの弊害も出ている。オンラインゲームの仮想通貨には、「Zeny」(ラグナロクオンライン)などがある。

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リンデンドル  L$

アメリカのリンデンラボ(Linden Lab)がサービスしている3D仮想空間セカンドライフ(SecondLife)で、使われている仮想通貨。仮想空間では、実際の米ドルと交換が可能だ。為替レートは変動しているが、1US$=270L$程度。

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Lievoコイン  LC

Lievo(リーボ)というオンラインゲームサイトで使用される仮想通貨。500LC=500円。携帯電話のゲームサイトなどで使用されている。

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ポイント

WEBサイトにアクセスできる携帯電話もネットワークサービスのひとつだが、こちらでもポイントサービスが行われている。たとえば、auの携帯電話の場合、100円分のサービスを利用するごとに2ポイント(P)加算される。このポイントは、機種変更のときなどに、500ポイント(P)を500円として使用できる。ただし500円単位。他の携帯電話会社も同様なサービスを行っている。

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インターネットタイム

スイスの時計メーカース・ウォッチが、1998年に提案した世界共通で使えるインターネット時間。MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボのニコラス・ネグロポンテが発案。一日を000から999までの1000個[1000Beat]に分割する10進法の時間。60進法の時計の1秒に当る単位が1ビート[Beat]で1ビート=86.4秒。午前0時は、「@000Beat」、午後0時は「@500Beat」と表示する。基準となる時間は、ウォッチ社があるスイスのビール市でUTC(協定世界時)とは+1時間の自差。残念ながら10進法の時間は生活実感には合わないのと、基準となる時間がUTCではないため[

たいへん不便]で普及しなかった。

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