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流行語大賞2006からキーワード〜part.2

ハンカチ王子

斎藤佑樹/佑ちゃん

1988年生まれ。群馬県太田市出身。小学1年生から生品(いくしな)リトルチャンピオンズで野球を始め、生品中学では関東大会ベスト8。早稲田実業高校(東京都国分寺市)に進学すると1年の夏からベンチ入りし、2年夏からエース。2006年には春夏連続で甲子園に出場、夏の大会では優勝投手に。激闘中に青いタオルハンカチで汗を拭う姿のさわやかさから一躍国民的アイドルになり「佑ちゃんフィーバー」を巻き起こした。個人投球回数69回、投球数948は大会新記録。国体でも駒大苫小牧を下し優勝した。

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ニシオ

ハンカチ王子のハンカチを販売したのがニシオ株式会社。実際に「王子」が使用していたハンカチは製造中止になっており、ネットオークションでは1万円もの値がついたともいわれる反響を呼んだ。これを受け、ニシオはサンリオと提携し「幸せの青いハンカチ」としてハローキティの入った青いタオルハンカチを10月に販売した。

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田中将大/マー君

1988年兵庫県伊丹市生まれ。小学校1年生で野球を始める。駒澤大学附属苫小牧高に進み、2年の05年、春夏連続で甲子園出場して夏は全国制覇。秋の国体、明治神宮大会も優勝し、3冠を達成。06年のセンバツ大会では早実との投手対決で決勝再試合の結果、準優勝に。ハンカチ王子との投手対決で、マー君と呼ばれ、お茶の間でも注目を集めた。06年の高校生ドラフトで、楽天の1巡目指名を受け入団。

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王貞治/荒木大輔

早稲田実業2年の1957年に春の甲子園で優勝投手となったのが王貞治。04年、早実はその功績と名誉を称え、八王子に王貞治記念グラウンドを竣工した。荒木大輔は早実1年の1980年からエースとして春夏5季連続で甲子園に出場。そのルックスで女性ファンから絶大な支持を集め「大ちゃんフィーバー」を巻き起こした。米メジャーリーグ・レッドソックスの松坂の名前は荒木のファンであった母親がつけたとされる。

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ブラジル人街

斎藤佑樹の出身地、群馬県太田市はブラジル人街として有名で、日系ブラジル人の定住化が進んでいる。ブラジル銀行の出張所、ブラジル人学校、ブラジル人向けの各種ビジネスが生み出され、独自のコミュニティが形成されており、太田市のホームページも日英の表記に加え、ポルトガル語のページが設けられている。

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今治市

太田市と全国生産額の約6割のシェアを占める日本一のタオルの産地、愛媛県今治市は姉妹都市。姉妹都市制度とは、親善や文化交流を目的とした関係を結んだ都市と都市の提携のこと。日本の市町村同士、国際間の交流ともにあり、友好都市、兄弟都市ということもある。のちに大統領になるアメリカのアイゼンハワーが1949年に「都市提携運動」という言葉を提唱して、姉妹間の友好運動を促進した。日本で最初に姉妹都市提携をしたのは、長崎市とミネソタ州セントポール市で、1955年のことである。

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スバル最中/サブロク焼き/THE スバル

太田市は富士重工業の企業城下町として発展した。本工場は太田市スバル町にあり、その工場の向かいに建ち、スバリストたちの名物土産を売るのが、老舗の和菓子屋、伊勢屋。昭和36年にスバル360をかたどったスバル最中を発売。その後、レオーネにモデルチェンジし、現在は、レガシィの型となっている。スバル360をかたどったサブロク焼きや、「THE スバル」という瓦せんべいもあり、この3種でスバルアラカルトセットという。詰め合わせを買うと、歴代スバル車の載ったスバルのあゆみという冊子もついてくる。

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スキマスイッチ

大橋卓弥、常田真太郎の愛知県出身の二人からなるソングライターユニット。99年に結成し、2003年にデビュー。05年の「全力少年」が大ヒットし、紅白にも出場。「スフィアの羽根」という彼らの楽曲は06年夏の高校野球統一テーマ曲となった。06年は「ボクノート」がドラえもんの映画主題歌に、「ガラナ」は映画「ラフ」の主題歌にとタイアップ曲も数多くヒットを飛ばした。

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幸福の黄色いハンカチ

第1回アカデミー賞作品賞受賞の山田洋次監督の代表作。高倉健演じる男が刑期を終えて妻の下へと向かうロードムービー。映画のラストで黄色いハンカチがはためくシーンは、北海道夕張市がロケ地。財政破綻問題に揺れる夕張市だが、この作品をはじめ、「北の零年」など市民が全面協力する映画ロケ地として知られ、廃止が発表された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」も復活を目指している。

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