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流行語大賞からキーワード
 

チョー気持ちいい

ガングリオン

手首の関節や手の甲にできることが多い良性の腫瘍。米粒大から親指大ほどの大きさで、グリグリした腫れもののような中身はゼリー状の内容物で満たされている。通常は痛みはほとんどなく外見上気になる程度だが、場所によっては神経が圧迫され痛みを伴う。北島選手は、アテネ五輪直前の6月に左ひざにできたガングリオンの痛みのためにキックの練習が全然出来なくなり、内容物を抜く手術を行った。

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田口信教(たぐち・のぶたか)

北島康介の平泳ぎ100mでの金メダルは日本人として32年ぶりの快挙。その32年前の1972年ミュンヘン五輪で当時の世界新記録を樹立して金メダルを獲得したのが田口信教である。1951年愛媛県生まれで、3度の五輪に出場し、17歳で初めて出場したメキシコ五輪では、足を平たく蹴るのではなく縦に蹴り出すという独特の動きが泳法違反とみなされ失格となったが、それに屈せず独自の動きをさらに追究したミュンヘン大会で金メダルを獲得、200m平泳ぎでも銅メダルを獲得した。1987年、国際水泳殿堂入り。

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東京SC(東京スイミングセンター)

北島康介が所属するスイミングクラブ。所在地は東京都文京区駒込。ここの特徴は50m×25mという巨大なプール。通常、1レースはそのプールにより6〜9コースを使用して1レースずつ行うが、ここでは1つのプールで2レースを同時に行うことができ、その様子はまさに圧巻の一言。現在は東京辰巳国際水泳場で行われているジュニアオリンピック大会だが、以前は春季大会(短水路)がここで行われていた。

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サニーサイドアップ

1985年に設立され、スポーツ選手や文化人のマネージメントを行う会社。北島康介、中田英寿、杉山愛、為末大、福嶋晃子らスポーツ選手のほかに乙武洋匡、大黒摩季なども所属している。ちなみにサッカートルコ代表として日本でも特に女性に人気の高かったイルハン様も同事務所所属だった。電通に太いパイプを持つといわれる次原悦子二代目社長の手腕が業界では高く評価されているとか。

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都電荒川線

アテネ五輪で金メダルを獲得した翌日の2004年8月19日から同月31日まで都電荒川線に「北島康介号」が登場した。フロントに「祝 北島康介選手 金メダル」と書かれた金メダルのマークが張りつけられ、車内にはアテネでの北島の写真が展示された1台だけの特別車両。都電荒川線は北島選手の実家周辺も通り、三ノ輪橋から早稲田までの12.2kmを約50分で走る(運賃は160円の均一料金)。荒川線は廃止の相次いだ都電のなかで唯一残った路線である。

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藤沢志光

2004年9月藤沢志光荒川区長は、荒川総合スポーツセンターの運営業務や区役所本庁舎管理をめぐる汚職事件に関わり、収賄容疑で逮捕、起訴され、辞職した。「あらかわ区民応援団」の名誉団長として北島選手にアテネで声援を送っており、藤沢区長のパフォーマンスはマスメデアで広く報道されていた。東京23区の区長が収賄容疑で逮捕されたのは、1955年の品川区長以来だという。

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超(ちょ/ちょー)

『現代用語の基礎知識』には1992年版(1991年11月発行)から掲載。強意語の流行り言葉として使われ始め、現在ではすっかり定番語になった感が。活用例として「ちょこみ」(大混雑)、「ちょーかっこいい」(とてもかっこいい)など。後に続く言葉によって「ちょー」とのばしたり、のばさなかったりする。

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ケロすけ

北島康介のオフィシャルWEB「Frog Town」でおなじみのカエルのキャラクターの名前。販売されている北島のオフィシャルグッズには愛嬌のあるカエルがあしらわれている。携帯ストラップやボストンバッグなど、ファンの購買意欲をそそるさまざまな商品が用意されている。

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上野松坂屋

北島康介の実家である精肉店「北島商店」のメンチカツは都内のごく一部のデパートで購入可能。特に後発組の上野松坂屋(東京都台東区)は北島選手の実家に最も近いことからも、地元の味として名物化したい考え。05年に創業54年となる「北島商店」のメンチカツは、実は約30年ぶりの復活商品。販売をやめていたが、「北島の好物は自家製メンチ」との噂が広まると販売を希望する声が殺到したため、復活したという。

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チーム北島

北島は国立スポーツ科学センター(JISS)を練習拠点として、研究員がさまざまな形で競技力の強化を支援、協力してきたが、そのスタッフは俗にチーム北島と称される。04年12月の会議で、そのサポートスタッフ中の2人が05年3月にJISSとの契約が終了するため、従来どおりの支援が難しくなることが議題に。これは研究員の契約期間が最長4年との規定があるため。北島を指導してきた平井コーチはJISSの硬直的な在り方に大して苦言を呈したという。

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