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戦没者はどう慰められているかの用語集
 

中・韓で悼む

人民英雄記念碑

北京・天安門広場にある人民英雄(革命のために命を捧げた人たち)のための石碑。アヘン戦争(1840年)に始まり、日中戦争、国共内戦などの戦没者のための追悼施設。訪中した海外要人はここに献花するのが慣例。「人民英雄永垂不朽」は毛沢東の揮毫。天安門事件の際に犠牲になった兵士も祀られていることから、事件直後の時期に訪中、献花した海部首相に対し「中国の人権弾圧を肯定する」ものとして批判が起きた。

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中国の宗教

中華人民共和国憲法によって信教の自由が保障されており、宗教構成はイスラム教2%、仏教6%、部族固有の宗教20%となっている(現代用語の基礎知識2000別冊付録「世界事典」)が、実質的には規制されている。法輪功をめぐる一連の動きは記憶に新しい。

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国立顕忠院

韓国の国立墓地である顕忠院には、植民地時代や朝鮮戦争などの戦没者16万3000余名が眠っている。1955年7月15日に国軍墓地として創設され、当初は軍人および軍務員が埋葬された。65年に国立墓地となり、殉国者および愛国者、また国家への功労者、警察、予備軍などの関係者が埋葬されるようになった。顕忠院の名が冠せられたのは96年になってから。

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顕忠日

毎年6月6日は休日となり、護国英霊の冥福を祈る戦没者追悼の日として全国の国立墓地で儀式が行われる。顕忠院では大統領や政府の高官も出席して追悼行事が行われる。日本の終戦記念日にあたる8月15日は、韓国では独立を回復した光復節として休日となっている。

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韓国の宗教

宗教構成は仏教18・8%、カトリック4%、プロテスタント13・4%、儒教2%となっている(現代用語の基礎知識2000別冊付録「世界事典」)。

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