月刊基礎知識
月刊基礎知識トップページへ バックナンバーへ
再び三たび流行する病気と健康の用語集
 

キレイになろう!

エステティック  aesthtics

本誌1975年版収録。以下、

医学にもとづきまた科学的に、スキンケア、ボディのプロポーション、メイキャップ、マニキュア、ペデキュアに至るまで根本的に美しくしようという目的をもった新しい美容法、ヨーロッパでは14〜15年前から行われていたが、最近日本にも上陸した。

ページの先頭へ 戻る

エステ

本誌1988年版収録。以下、

エステティックス(aesthetics)の日本的省略表現。直訳すれば美学、審美ということだが、転じて顔、体、ツメなど全身を対象としたトータルな美容のことをいう。健康ブームに乗って、昭和60年ごろから流行の兆しを見せ始めたが、その歴史は意外に古く、フランスに起源をもちヨーロッパで発展し、わが国でも明治の末ごろにすでに横浜の美容院などで行われていたという。北欧などでは、このエステが健康保険の対象になっているほとだが、わが国では1回約1時間で1万円が相場とか。バイブレーションから低周波まで使ったこの全身美容術、美と健康を目指す新しいビジネスとして、業界は有望視しているが、美人づくりにどれほどの効果があるかは疑問。最近は男性客も増え、61年には、男性専用のエステまで登場して話題になっている。ちなみに二キビ、シワなどをとる美顔は1回6000円から1万円、おなかを引き締めて減量するは1回9000円となっている。

ページの先頭へ 戻る

どろんこ美容法(1964)

本誌1964年版収録。以下、

純度の高いクレイ(粘土)を顔、身体、手脚などに塗り、その強力な吸着清浄作用による最新美容法。

ページの先頭へ 戻る

どろんこ美容法(1987)

本誌1987年版収録。以下、

純度の高いクレイ(粘土)を顔、身体、手脚などに塗り、その強力な吸着清浄作用による美容法。山野愛子美容室の考案によるもので登録商標。

ページの先頭へ 戻る

食料化粧品

本誌1974年版収録。以下、

日本では、どろんこ美容などの自然美容が流行しているが、最近アメリカで“自然に帰れ”の運動が化粧品の分野にまで発展して、自然栽培の野菜や果物からとった色素、ラノリン、蜂蜜など、主として食物からつくった化粧品が注目をあびていると伝えられる。たとえばヨーグルトでつくったローション、小麦と木イチゴと蜜ろうをまぜあわせた口紅、イチゴのクレンジングクリームなどである。

ページの先頭へ 戻る

自然化粧品

本誌1984年版収録。以下、

メーカーの説明によると、乳液、化粧水、クリームなどの、いわゆる基礎化粧品のうち、原料に植物油を使っているものを“ 自然化粧品”というらしい。自然食品ブームが続くなかで、これが昭和58年前半から爆発的に売れている。厚生省薬務局は「健康食品同様“自然” とか“天然”を商品名につけないよう指導している」というし、大手化粧品メーカーも、“自然化粧品”の名はこれからも一切使わないとしているが、美しさを求める女心には魅力的なネーミングなのかもしれない。ちなみに皮膚科専門医は「肌にとっては、どんな化粧品も使わないのがいちばん“自然”」と断言している。

ページの先頭へ 戻る

引き締め化粧品

本誌1997年版収録。以下、

「塗るだけでやせる」ということで若い女性の間でブームになった、全身の手入れをするボディーケア化粧品。1995(平成7)年春に売り出されたフランスの『スヴェルト』が火付け役になり、96年に入って、日米欧の化粧品メーカーが次々と新商品を投入してきた。使い方はきわめて簡単で、ゼリー状の内容をやせたい部分に塗るだけ。マッサージや器具など一切不要という各種製品が出そろい、若い女性を中心に一段と人気が高まり、創業以来の売上げを記録したというメーカーもある。どの商品も肌を引き締める効果は考えられるが、いうまでもなく医学的にみてこれで「やせる」のは無理。

ページの先頭へ 戻る

101

本誌1989年版収録。以下、

中国・北京で開発された「奇跡のハゲ薬」。北京の著名な脱毛症治療医・趙章光氏が多年にわたる総合的な医療経験をもとに開発したものといわれ、主な成分は30種ぐらいの、血液の循環をよくする働きのある薬草ということである。わが国では薬事法で認可されていないが、円形脱毛症に対する有効率は97.5%にも達するということで、週刊誌などを中心に異常なブームが起こっている。「養毛剤戦争」と騒がれたブームが起きたのは1986(昭和61)年秋ごろ。その後、いったん鎮静化したが、この「101」の登場で再び養毛剤ブームが再燃している。ハゲを気にする人口は600万人、養毛剤の年間売上げは300憶円を数えるとみられている。

ページの先頭へ 戻る
All Right Reserved, Copyright(C) ENCYCLOPEDIA OF CONTEMPORARY WORDS