楽

◆エピキュリアン

epicurean 快楽主義者。美食家。古代ギリシャの“快楽主義者”エピクロスに由来するが、通俗的につかわれる意味は本義から相当離れている。エピクロスのいう快楽は、肉体的放縦によるものではなく、魂の平静（ataraxia）をさすもので、物質面ではむしろ質素な性向をもつ。

◆ヘドニスト

hedonist 快楽主義者。何をもって快楽となすかによって諸派をもつ。hedo-は日本語の響きはすこぶるよくないが、ギリシャ語のhedone（＝快楽）である。

◆オプティミスティック

optimistic 楽天的。楽天主義の。オプティミズム（optimism＝楽天主義。楽天論）は、ラテン語のオプティムス optimus（最善の意）を語源とする。

◆サン・スーシー

sans souci 〈仏語〉 心配・気がかり（souci）なし（sans）。気軽な、のんきな、楽天家の意。この語は、ドイツ・ベルリン近郊の都市ポツダムにあるロココ式宮殿によって有名。

◆ガストロノミー

gastronomy 美食，食道楽。gastr-はギリシャ語gastric（胃）から。

◆スイート・ホーム

sweet home 楽しいわが家。日本ではとくに新婚の楽しい家庭をいうが，英語では久しぶりに帰るなつかしの我が家のイメージである。

◆ラクシャラス／ラグジュアリー

luxurious / luxury 豪奢な。享楽的な。ラグジュアリーは名詞形で、贅沢（品）などをさす。

◆ディレッタンティズム

dilettantism 道楽的な（趣味本位の）芸術愛好。