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英語・カタカナ語の常識・基礎知識事典
《国名のあることば》を〜オランダ編
 

オランダはこんな国

オランダ王国 (NED) (Kingdom of the Netherlands)

《面積》

4万1526平方キロ
(内水面を含む) 陸地3万3939平方キロ

《人口》

1570万人 (99年)

《首都》

アムステルダム (72万人、95年)

《経済》

GNP: 4030億5700万ドル (97年)
1人当たりGNP:2万5830ドル (97年)

《通貨》

ギルダー (D.Gl) 、フローリン (f.)
1ドル=2.1182ギルダー

《産業》

食料品、電気機器、化学品。ロイヤル・ダッチ・シェル、ユニレバー、フィリップス、ハイネケンなど大企業の本拠地

《民族》構成

オランダ人 (ゲルマン系) 97%

《宗教》構成

カトリック33%、プロテスタント約25%

《教育》

8・3・3制、義務教育:11年
成人識字率:99% (95年)

《言語》

オランダ語

《国名の別称》

正式名称はネーデルラント。略称は蘭 (?阿蘭陀) 。

《国境》

ドイツ・ベルギー・北海 (イギリス)

《海外領土》

アンティル諸島、アルバ (ともにカリブ海)

《政治体制》

立憲君主制、議院内閣制

《内政》

戦後、酪農から工業への転換を図り、中継・加工貿易を軸に高い経済水準。貿易依存度が高い。豊富な天然ガスを有しエネルギー自給率が高い。当面の最大課題は財政赤字克服と失業率の引き下げ。

《社会・文化》

国土の4分の1が海面下にあり、水との闘いによってつくられた国。65歳に達した全国民に終身年金が支給されるなど社会保障が完備。少量のマリファナ購入、売春は合法。安楽死を事実上公認。レンブラント、ゴッホ、デルフト焼きなどで知られる。

《外交》

1648年スペインからネーデルランド共和国として独立する。17世紀には東インド会社を中心にヨーロッパ随一の貿易大国へ。黄金時代。1810年ナポレオン統治下のフランスに併合。

1815年オランダ王国成立。1839年ベルギー、90年ルクセンブルクが分離。1940年第2次世界大戦でドイツが占領。戦後インドネシア、スリナム独立。対インドネシア関係では、95年ベアトリックス女王が公式訪問し、過去の植民地支配に遺憾の意。

《国際組織への加盟》

1945年12月10日、国連加盟 (原加盟国) 。

1999年から2年間国連安全保障理事国の非常任理事国。NATO加盟。EU加盟。ベルギー、ルクセンブルクとベネルクス関税同盟締結。ハーグに国際司法裁判所 (ICJ) 、旧ユーゴスラビア国際戦犯法定、欧州警察機構 (ユーロポール) などの国際機関。

《人の動き》

人口の3.7%が他国籍労働者

《日本》からの金の流れ

民間直接投資2711億円 (98年)

《国防》

1996年に徴兵制を廃して志願制。

総兵力: 5万7180人 (陸軍2万7000人、海軍1万3800人、空軍1万1980人、警察隊3600人など) 。
国防予算: 70億ドル (98年) 。

在外兵力はドイツに約3000人。カリブ海のオランダ領アンティル諸島、アイスランドに部隊展開。ボスニアの平和安定化部隊 (SFOR) 、コソボ停戦監視に派兵。国内にNATO中欧連合司令部があり、米軍駐留。

《日本》との関係

江戸時代から貿易関係維持。鎖国時代の日本にとって西欧文化の窓口。オランダを通じて出島から輸出された伊万里焼や浮世絵がヨーロッパの芸術に与えた影響も大きい。1858年修好通商条約締結。1989年日蘭修好380周年記念行事。

《連絡》先

オランダ大使館:東京都港区芝公園3-6-3 (03-5401-0411)
オランダ政府観光局 (03-3222-1442)

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