囲碁
小林覚上達講座シリーズ④
勝てる攻め方
- ユーキャン 日本囲碁連盟
本書は攻めの方向やテクニックをマスターすることができ、勝つための攻め方が楽に身につきます。
- 定価 1,760 円(本体 1,600 円 + 税)
A5 判/ 224ページ
2013年12月20日 発行
ISBN 978-4-426-70028-7 - *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
はしがき
中盤戦の攻防は、一局の碁の醍醐味です。「攻」と「防」、攻めとシノギ、サバキがせめぎ合って、そのなかから形勢の優劣が定まっていきます。
攻め方が巧みであれば、確実に利益があがり、碁を優勢(勝勢)にすることができます。では、巧みな攻めとはどのようなものでしょうか。攻める方向をまちがえれば、たとえ見映えはよくても効果があがりません。正しい方向から攻めれば、必ずなんらかの得が得られるのです。また石が競り合ったとき、注意して急所と手筋に気を配ります。急所をはずし、筋が悪ければ、攻めが攻めにつながりません。方向はいわば全局からの配慮。急所と手筋は比較的部分に属するテクニックといえます。車の両輪のようなもので、方向も急所・手筋も、どちらも欠かせません。
実戦に際しては、巧みさとは別に、精神面も大事になるでしょう。力強さと冷静さ──この二つが、碁のほかの分野同様、攻めにも望まれます。
小林 覚
第一章 攻めの方向と作戦 全局的な観点から攻める方向を正しくつかんで、戦果を上げる作戦を解説します。
第二章 戦いには急所があり、手筋がひそんでいます。この二つを的確にとらえて攻めを成功させる方法を解説します。
第三章 実戦・攻めの要領 盤上のポイントをつかんで上手に攻める。その実戦感覚を「身につけていただきます。
腕試し練習問題 攻めの方向やテクニックを10問の問題でトレーニングします。