囲碁
小林覚上達講座シリーズ②
布石で勝つ方法
- ユーキャン 日本囲碁連盟
本書はトッププロの本格的な指導なので、正しい打ち方がしっかりと身につき、勝率を大きく向上させることができます。
- 定価 1,760 円(本体 1,600 円 + 税)
A5 判/ 224ページ
2013年10月18日 発行
ISBN 978-4-426-70026-3 - *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
はしがき
第一巻『実戦定石の運用法』に続いて、第二巻『布石で勝つ方法』をおとどけします。定石は序盤に打たれることが多く、序盤は布石とほぼ同義語です。したがって定石は布石世界に含まれた一部分といえます。定石をうまく使いこなせば、布石を巧みに打つことにつながるでしょう。
序盤戦=布石には、おのずから大きい手と小さい手があり、全局的にみれば石の向かう方向があります。また、布石にはいくつかの代表的な型(パターン)があり、実利と厚み・モヨウをめぐって序盤が進んでいきます。ある程度進むと、布石世界からはなれて、中盤の戦いへと波及していきます。本書はそれらの様相を三章に分けて研究してみました。
本書によってこれまでみなさんが考え、打ってきた布石から一枚脱皮して、新しい広がりを知っていただければ幸いです。たっぷりとご利用下さい。 小林 覚
第一章 布石の方向と大場の打ち方 いい方向とだめな方向、大きい手と小さい手の見分け方を解説します。
第二章 代表布石の使い方 実戦で多く使われる布石の6パターンを取り上げて、検討、解説します。
第三章 布石から中盤へ 布石一段落後の打ち方を解説。打ち込みや消しの着点などについて検討します。
腕試し練習問題 布石感覚を磨く次の一手問題10問で知識の再確認をします。