世界の旅と暮らしの本 シリーズ
ドイツの心ととのうシンプルな暮らし 365日
ロジカルでありながら優しい人たちが育んできたこと
- 久保田 由希
緑に親しみ、会話を楽しみ、体験を重ねることで世界が広がる――
自分にとってのしあわせの軸を作る生き方◆本書は原稿の一部を公開しています。お読みいただく方はこちらをClickしてください。→「特設サイト」へ
- 定価 1,870 円(本体 1,700 円 + 税)
B6変型 判/ 368ページ
2024年11月18日 発行
ISBN 978-4-426-13051-0 - *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
合理的に考え、自分の意見を持つ。
でも、他人への配慮を忘れない。
「もの」より「こと」を大切に、
日々を満ち足りた気持ちで過ごすための秘訣を
一緒に探してみませんか?
はじめてドイツに住んだのは、小学6年生のときです。
ドイツがまだ東西に分かれていたころの旧西ドイツの町に1年間だけ滞在し、
日本人学校が近くになかったためにドイツ語も英語もわからないまま現地の学校に通いました。
そのときに、ドイツは住みやすいと子ども心に感じていたと思います。
やがて大人になり、出版社で働くうちにドイツの生活を思い出し、
ドイツ西部・ケルンでのホームステイを経て、ベルリンで18年近く暮らしました。
日本に拠点を移したいまも、1年のうちの数ヵ月をドイツで過ごしながら、
相変わらずこの国のライフスタイルを取材し、
書籍や雑誌を通じて日本に伝えています。
この本は私なりの、ドイツの365日の暮らしです。
ある日は季節の行事、ある日は習慣について、またある日は私自身の思いなど、
これまでドイツで経験したありのままの毎日を綴り、写真に収めました。
1日、1日、ページをめくるたびにドイツの空気を感じていただけたらと願っています。
本文の中で関連内容のある部分には→363/365のようにリンク先のページを表示しています。
そこからリンク先に飛んでもいいですし、パラパラめくって気になったところから読んでも、
写真を眺めるだけでも構いません。どうかあなたの気の向くままに、自由に楽しんでください。
この本で、心の片隅にいつもドイツを感じていただけますように。
(本書「はじめに」より)
著者紹介
久保田 由希 (くぼた ゆき)フリーライター。東京都出身。
出版社勤務の後、ただ単に住んでみたいという気持ちから2002年にベルリンへ渡る。
自由でゆるやかな雰囲気にすっかり魅了され、そのまま2020年まで在住し、
著書や雑誌、オンラインメディアで現地情報を日本に伝える。
拠点を日本に移した後も、日独を行き来しながらベルリンを中心に
ドイツのライフスタイル情報を発信中。
散歩をしながらのスナップ写真撮影と、ビールが大好き。
『移住者たちのリアルな声でつくった 海外暮らし最強ナビ ヨーロッパ編』(辰巳出版)、
『ドイツの家と町並み図鑑』(エクスナレッジ)ほか著書・編著書多数。
目次
4月 メルヘンの世界、木組みの家/ドイツビールいろいろ/想像を超えるソーセージ…etc.
5月 ショーレという飲みもの/かわいいイチゴ屋台/5月に舞う雪?…etc.
6月 クラインガルテン/屋根の上のコウノトリ/ベルリンのインテリア…etc.
7月 平たい桃が、とにかくおいしい/微妙なかわいさ/生き残ったアンペルマン…etc.
8月 頭端式ホーム/森を歩け/フォルクスフェスト…etc.
9月 入学式の甘い円錐形/アイアンの看板/外付けエレベーター…etc.
10月 ドイツ再統一の日/ジャガイモには3タイプ/グラスの線…etc.
11月 燻製の魚/歴史を語る壁/手紙はホルンとともに…etc.
12月 毎日少しずつ味わうシュトレン/クリスマスの匂い/シュヴィップボーゲン…etc.
1月 煙突掃除人/内と外の曖昧な境界/冬の遊び…etc.
2月 ドイツパンの地域性/市庁舎の地下は美食の世界/アムゼルで目覚める朝…etc.
3月 窓辺の装飾/通りの名前/ドイツの海…etc.