世界の旅と暮らしの本 シリーズ
沖縄の海風そよぐやさしい暮らし 365日
島の人たちが守ってきたかけがえのない日々
- ながもと みち
1日1頁、写真とエッセイで沖縄の暮らしぶりがわかる。
旧暦行事、ウチナー料理、琉球民謡、島時間など365日分を紹介。◆本書は原稿の一部を公開しています。お読みいただく方はこちらをClickしてください。→「特設サイト」へ
- 定価 1,870 円(本体 1,700 円 + 税)
B6変型 判/ 368ページ
2023年07月07日 発行
ISBN 978-4-426-12888-3 - *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
この本は、「沖縄の海辺のリラックスした空気感を、自宅に持ってくる」ために書いた本です。 沖縄には3人の神様がいると言われています。それは、天の神様、地の神様、海の神様。離島で出会ったおじいさんは、朝起きると、3つの湯のみに白湯を注ぎ、3人の神様に捧げることを日課にしていました。太陽、雨、大地、海があるから、今日もこうして生きられる。感謝の気持ちで毎日をスタートする。なんて素敵なんだろうと思いました。
沖縄の自然と寄り添い、見えないものへの敬意にあふれた暮らしは、今話題のSDGsな循環も、当たり前にありました。楽園とよばれる島には、深刻な社会問題もたくさんあります。それでも、大切なことはしっかりと抱きしめて生きている人々の、なんと強く柔らかで美しいことか。
この本では、私が沖縄に暮らして15年の間に、見て聴いて感じた「今日を笑顔で軽やかに生きるヒントや習慣」を様々な側面から散りばめました。各地域で言葉や風習、しきたりが違うため、あくまでも、私個人が見た沖縄の一部です。それでも、作家として、母として、宿のオーナーとして、読者さんや友人、お客様にお伝えすると、「大切なことに気付かされた」「悩みが悩みじゃなくなった」「日常が愛しくなった」など、嬉しいお声をたくさん頂いています。
巡る季節の中で、あたたかな海の風を感じてください。天と地と海と、人とつながる、やさしい暮らしを一緒に楽しみましょう。
(著者「はじめに」より抜粋)
著者紹介
ながもと みち株式会社大切なこと研究所代表取締役。ブックホテル「浜比嘉別邸」、出版社「絵本スタジオアコークロー」、教育事業等を運営。20代に世界放浪後、東京で激務の出版社時代に体調を崩し、2008年沖縄移住。雑誌編集者、新聞記者を経て、現職。著書は『ていねいに旅する沖縄の島時間』(アノニマスタジオ)など10冊以上。