自己啓発
ドイツの女性はヒールを履かない
無理しない、ストレスから自由になる生き方
- サンドラ・ヘフェリン
日本の女性はがんばりすぎ! 「空気」や「年齢」に縛られて疲れていませんか? ドイツの生き方をヒントに生きやすさを追求しよう!
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- 定価 1,650 円(本体 1,500 円 + 税)
四六 判/ 224ページ
2023年07月18日 発行
ISBN 978-4-426-12899-9 - *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
こんにちは。『ドイツの女性はヒールを履かない ―― 無理しない、ストレスから自由になる生き方』を手に取っていただきありがとうございます。この本では基本的には「どうやったら、がんばらないで、生きることができるか」ということを書いています。
本題に入る前に少しだけ自己紹介を。私は23歳までドイツで過ごし、今では日本での生活のほうがドイツよりも少しばかり長くなりました。父親がドイツ人、母親が日本人のいわゆる「ハーフ」だということもあり、初めて会う人には「どちらの国のほうが好きですか?」と聞かれることもあります。そんな中で「ドイツと日本の似ているところ」「ドイツと日本の違い」に話題が及ぶことも。
前者に関しては、「日本人もドイツ人も真面目で割と時間を守る」「仕事をする時に詳細な計画を立てる」など気質の面で似ている面があると感じます。ちょっと難しいのが後者です。なぜなら日本では「男性であるか」それとも「女性であるか」で話がだいぶ違ってくるからです。
◎ドイツだったら想像もつかないようなところに気を配る日本の女性
◎べつに「年相応」でなくてもいい
◎あなた自身が「心地よく過ごすため」に
◎人は人、自分は自分。比べること自体が不幸の始まり
◎「最初からがんばりすぎないこと」が「女性の生きやすさ」につながる
日本では、女性がありとあらゆる面で「がんばりすぎている」ということを念頭に置き、「日本の女性の睡眠時間は世界で一番短い」ということも頭の片隅に入れ、省ける手間は積極的に省くようにしたいものです。
みなさんには「がんばるのをやめてみる」ことを勧めたいところですが、「がんばる」ことが当たり前となっている日本ではあまり現実的ではないので……「ほどほどに、がんばる」をお勧めしたいと思います。
貴女も私も自由でハッピーな生活ができますように!
(「はじめに」より抜粋・一部改変)
著者紹介
サンドラ・ヘフェリンエッセイスト。ドイツ・ミュンヘン出身。日本在住25年。日本語とドイツ語の両方が母国語。自身が日独ハーフであることから、「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。著書に『体育会系 日本を蝕む病』(光文社新書)、『なぜ外国人女性は前髪を作らないのか』(中央公論新社)、『ほんとうの多様性についての話をしよう』(旬報社)などがある。
ホームページ*「ハーフを考えよう!」*<http://half-sandra.com />
目次
第1章 歩くのが大好き
ドイツ人は「1に散歩、2に散歩、3に散歩」
住居は「新鮮な空気」と「散歩して気持ちいいか」で決める
歩きやすさで靴を選び、丁寧に手入れをする
季節によって「自分に合う運動」を見つけよう
BIRKENSTOCKは歩きやすい 45
第2章 お金をかけない
洋服交換会で、お金をかけずに楽しむ
日本の睡眠事情VSドイツの睡眠事情
化粧はせず、香りにこだわる
ドイツの結婚式のエピソード
第3章 気楽に生きる
「結婚できる」「結婚できない」の違和感
年齢に縛られず自由になるには?
家事を外注していても公にしないママタレたち
家事についてはスパッと諦めるのがドイツ流
自分だけのマイブームを作ろう
「何も予定を入れない日」を作ろう
「何が幸せか」を考える
心が楽になる方法
第4章 ヒールは履かない
日本の靴選びVSドイツの靴選び
ドイツの靴屋さんの店員さんは薬局の人みたい?!
ドイツで靴を買うなら
ドイツのフットケア専門店「Fusfplege(フースプフレーゲ)」とは
雨が多いのに長靴を履かないドイツ
第5章 努力を強いられない
10歳の才能・個性で決める、ドイツの学校システム
「努力は必ず報われる」は日本だけ? 努力社会VS才能社会
勉強も遊び心で! あるドイツ家庭のエピソード
ニッポンの大学「みんなが同じタイミングで就活」の利点とは
第6章 週末は友人と過ごす
ドイツ人にとって大事なもの、それは「Freundschaft(友情)」
人生は恋愛あってこそ! 実は「恋愛至上主義」のドイツ人
恋人がらみの縁(恋人の友達)にはご注意を
ドイツ人は男女の友情も大切にする
番外編
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