その他の資産運用
将来の年金不安を解消したいなら今すぐiDeCo・つみたてNISAをはじめなさい
- 細入 徹
確定拠出年金教育のプロが将来の資産を確実に増やすための
実践的ノウハウをわかりやすく公開◆本書は原稿の一部を公開しています。お読みいただく方はこちらをClickしてください。→ 「試し読みサービス」へ
- 定価 1,760 円(本体 1,600 円 + 税)
A5 判/ 240ページ
2019年11月29日 発行
ISBN 978-4-426-12598-1 - *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
2019年6月に金融庁から出されたレポートの「老後生活2,000万円不足」の分部だけが強調された感はありますが、結果的には日本中が衝撃で動揺しています。
―「将来の年金なんてあてにならない」と誰もが漠然とそう思ってはいましたが、何だかよくわからないイヤな話なのでみんな心に蓋をしていました。
その蓋が金融庁のレポートをきっかけに、こじ開けられてしまったわけです。この衝撃は思いのほか強烈で、それ以来、確定拠出年金や保険会社の個人年金保険への関心が突然の様に高まっています。
でも皆さん、もっと問題なのは実はこれだけの話では済まないのです。
この2,000万円不足は、今の年金をこれからもずっと同じように受け取れるという前提での話です。
しかし、少子高齢化が進む中で、長い年数をかけてジワリジワリと徐々に年金を目減りさせていかざるを得ないというのが国の年金行政です。
そして30年後は、2割、3割と年金が目減りしてしまいます。
2,000万円の話には、この部分が加味されておらず、現実は若い人ほど、もっと深刻な話なのです。
―私は、確定拠出年金に加入した少人数の企業を中心に、長年、研修の講師経験を積み重ねてきました。受講するほとんどの方は「投資なんて考えたこともない。考えたくもない。でも年金は不安だ」という人です。
しかし研修が終わるときには大半の方が、「自分ならどのように資産を組合せるか」を決め、「将来どの位の利回りが期待できそうなのか」を想定し、「年金が年々目減りしていく中で、もしタンス預金だったら、そして自分の資産配分だったら、今から毎月幾ら位準備する必要があるのか」を把握したうえで、コツコツと堅実に将来に備え出しています。
皆さんも、この本が終わるころには、将来に向けた自身のライフプランができあがっているはずです。上述のように堅実に資産を育てるって、実は誰にでもできる、とてもシンプルな話なのです。あなたも「なんだ、こんな単純な話だったのか」と確信されるはずです。
将来の不安解消を目指して、まず一歩をご一緒に踏み出してみませんか?
(「はじめに」より抜粋)
※本書は、従来刊行していた「お金は増える!」(2018年4月13日初版発行)のタイトルを変更し、所要の改訂を加えて刊行したものです。
著者紹介
細入 徹 (ほそいり とおる)1級DCプランナー、中小企業診断士。一般社団法人確定拠出年金アドバイザリー協会代表理事、細入事務所代表。
■大学卒業後エレクトロニクス、出版を経てFP業界で大手中堅生保各社を対象にソフト開発に従事。平成10年に事務所開設。平成29年11月に社労士、公認会計士等と一般社団法人を設立し、中小企業向けの確定拠出年金の普及と確定拠出年金加入者の8割・9割が堅実に運用を始め出すライフプラン・投資教育の普及、及び退職金・企業年金制度の総合サポートに注力中。
■主な執筆に「確定拠出年金の導入に当たって」(みずほ総合研究所、BUSINESS TOPICS、2016.10)、「(最新事例集)確定拠出年金を導入した企業、断念した企業」(税務研究会 スタッフアドバイザー、2013.11)他多数。広く講演活動を行う。
(一社)確定拠出年金アドバイザリー協会 http://www.dc-advisory.net
細入事務所 http://www.hosoiri.com
目次
はじめに
序章
第1章 将来の生活設計はどうなる?
第2章 投資はハイリスクと決めつけていませんか?
第3章 積立投資はスポット投資とこんなに違う!
第4章 なぜ分散、分散というのだろう?
第5章 長期運用とリスクの本当の意味を理解しておこう
第6章 自分の資産配分を決める!
第7章 実践編・これだけは知っておきたい!
第8章 いろいろな周辺課題を整理してみましょう
第9章 個人の制度の選択方法を整理してみましょう
第10章 法人の企業年金・退職金の選択肢を整理してみましょう
第11章 あなたのライフプランをシミュレーションしてみましょう