くらしの法律・人生設計
戸籍のことならこの1冊(第6版)
- 石原 豊昭
國部 徹
飯野 たから 戸籍は財産相続や結婚・離婚で必須のもの。その取り方・読み方から、先祖の探索法まで戸籍を最大限に活用するための知識を満載!
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- 定価 1,870 円(本体 1,700 円 + 税)
A5 判/ 168ページ
2024年10月04日 発行
ISBN 978-4-426-13037-4 - *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
日本人のすべてが、いずこかの戸籍に入り、その戸籍の所在地=「本籍地」を定めています。といっても、普段は戸籍のことなど知りもしないし、気にもかけないで過ごしている人がほとんどでしょう。書式もこみ入っていて、ぱっと見ただけでは何が書いてあるのかよくわかりません。
しかし、たとえば親が亡くなるなどで相続が起きるとたいへんです。戸籍の知識が、いきなり必須のものとなってしまうのです。あるいは、結婚・離婚に際しても、子供ができたときにも、戸籍の知識は必要になります。
また、戸籍やその附票(戸籍と同じ手続でとることができます。附票には住民票の住所が記載されています)は個人情報のかたまりですから、たとえば借金取りの債務者追跡や婚約時の家系調査などに濫用されないよう、取得者の本人確認、目的チェックなどのハードルが設けられていますが、失踪した親族の捜索などには役立つのです。
このように、戸籍についての知識をもつことは、多くの人にとって大切なことです。本書は、なかなかわかりづらい戸籍の調べ方、記されている事項の意味の読み取り方などを、実際の書式例も多く収載して、できるだけわかりやすく解説したものです。本書によって戸籍というものを理解され、自在に活用できるようになっていただければ幸いです。
弁護士 石原 豊昭
(「はしがき」より)
※本書の内容は、令和6(2024)年7月末日現在の法令により改訂しています。
著者紹介
石原 豊昭 (いしはら とよあき)昭和3年10月、山口県に生まれる。中央大学卒業。弁護士。三井三池労働争議事件その他暴力金融グループ・株券金融犯罪グループ事件などの被害者救済で活躍。著書に『債権なにがなんでも回収法』『訴訟は本人で出来る(共著)』『遺言の書き方と活用法』『遺産分割と紛争解決法』『財産相続トラブル解決なんでも事典』『離婚を考えたらこの1冊』(いずれも自由国民社)などがある。平成27年逝去。
國部 徹 (くにべ とおる)東京大学卒業。弁護士(東京弁護士会所属)。平成4年弁護士登録、平成10 年國部法律事務所開設。一般民事・家事事件をはじめ、労働事件や倒産事件、刑事事件など日常の事件全般を取り扱う。著書に『図解による労働法のしくみ』『労働審判・示談・あっせん・調停・訴訟の手続きがわかる』(自由国民社)などがある。
飯野 たから (いいの たから)山梨県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。フリーライター。著書に、『非正規六法』『撮ってはいけない』『フリーランス1年目の教科書』『ネット時代の困ったお客のトリセツ』『大家さんのための賃貸トラブル解決法』『マンガ法律の抜け穴(電子書籍・原作)』(以上、自由国民社)などがある。
目次
序章 戸籍とはいったいどういうものか
第1章 戸籍の見方・読み方はどうすればいいか
第2章 戸籍の作り方・転籍・分籍・新戸籍の編成
第3章 戸籍の調べ方・取り方はどうするか
第4章 結婚・離婚で戸籍はどうなるか
第5章 親子の関係と戸籍のしくみ
第6章 遺産の相続と戸籍のしくみ
巻末 先祖の探索に戸籍を役立てる法
参考資料 戸籍をめぐる最近の主な法改正について