介護・福祉
認知症に備える
- 中澤 まゆみ
村山 澄江 家族や自分が認知症になっても安心して暮らしていくために知っておきたい大切なこと。介護とお金と法律を家族で話し合うきっかけに。
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- 定価 1,540 円(本体 1,400 円 + 税)
四六 判/ 224ページ
2021年09月28日 発行
ISBN 978-4-426-12704-6 - *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
「認知症=怖い」はもう古い! 誰でもなる可能性がある症状が認知症です。
老いのこと、介護や相続のこと、
「いつか」は考えなければならないだろうけれど、今はまだ大丈夫……。
そう思っているうちにその「いつか」はやってくるかもしれません。
後悔しないためにも、元気なうちにしかできない対策を元気なうちに知ってもらいたい、
手遅れにならないうちにしっかり対策を考えておいてほしい、
――そんな思いから本書は生まれました。
そもそも認知症とはなんなのか、
認知症になったらどんなことに本人が困るのか、もしくは困らないのか、
生活はどのように変化するのか、どこに何を相談できるのか、
法的な制度としては、認知症になる前なら何が使えるのか、
認知症になってからはどの制度が利用できるのかなど、
すぐに実生活に活かせるようなヒントがたくさん詰まっています。
家族や自分が認知症になっても安心して暮らしていくために、
介護のこと、お金のこと、法律のことを家族で話し合うきっかけとしてご活用ください。
70代の足音が聞こえてくる前に、心の準備と環境の準備をおすすめします。
著者紹介
中澤 まゆみ (なかざわ まゆみ)ジャーナリスト、ノンフィクションライター。
1949年、長野県生まれ。雑誌編集者を経てフリーランスに。人物インタビュー、ルポルタージュを書くかたわら、海外を取材。自らの介護体験を契機に医療・介護・福祉・高齢者問題にテーマを移し、執筆、講演講師などで活躍。『ユリ―日系二世ハーレムに生きる』(文藝春秋)、『おひとりさまの「法律」』(法研)、『おひとりさまの終活』(三省堂)、『おひとりさまの終の住みか』『人生100年時代の医療・介護サバイバル』(以上、築地書館)など、多数の著書がある。
司法書士。公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート会員、簡裁訴訟代理関係業務認定会員。
1979年、愛知県生まれ。2003年、司法書士試験合格。認知症対策の相談者数は延べ1,300件以上。民事信託・成年後見の専門家としてセミナー講師、YouTubeの動画配信、新聞各社やメディアへのコメント掲載など、多角的に活躍している。共著に『今日から成年後見人になりました』(自由国民社)がある。
目次
第1章 実は誤解だらけ? 認知症を正しく理解しよう
第2章 認知症は「病名」ではなく「状態」です
第3章 認知症の人を介護する前に知っておきたいこと
第4章 認知症になる前に知っておきたいお金と法律の話
第5章 成年後見制度の賢い利用方法
第6章 家族信託を認知症対策として利用する方法
第7章 [実録]認知症の人の家計と収支の状況