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スラングと現代用語の交差点
執筆者 小野寺僚

スラングと現代用語の交差点

喪男

「もお・もおとこ・もだん」などと読む。モテない男、のこと。

女性との交際経験がない・女友達がいない等様々な段階があるが、最近では事実としてモテないだけでなく、「モテたい」という気持ちすら失っている状態にある男を指すこともある。

対義語は「喪女」。

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キャッキャウフフ

男女もしくは女性を含む複数の人間同士が楽しく会話したり盛り上がったりしている状態を指す言葉。

「あいつら、やたらキャッキャウフフしやがって!」

「あー、俺も○○ちゃんとキャッキャウフフしたいよ」

というように、自分がその輪の外にいる文脈で使われることが多い。

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大二病

基本的に「周りが見えてない」ことが特徴の中二病に対し、「わかってる」感じを漂わせようとする病(やまい)。

当人が「大人っぽい」「深い」「通」と思い込んでいる嗜好・行動をアピールしたり、いかにも「常識豊かで気のつく人」を演じたりする様を指す。

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胸が熱くなるな

略して「胸熱」(むねあつ)。

本来は新しい技術や価値観の登場に対して高揚する気持ちを示す表現。

しかし、最近ではむしろそうした「熱くなってる」人たちに対する距離感を表明する意図で使われることも多い。

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日本鬼子

ひのもとおにこ。本来は「リーベングイズ」と読み、中国語圏における日本人への罵倒語。対日批判への「反撃」として、これを「ひのもとおにこ」と読み換え、美少女キャラクターとして多くのイラストが描かれるようになった。

歴史的認識を欠いた悪ふざけとの批判がある一方で、ネット上においてしばしば過激化・硬直化しがちな民族対立に一石を投じるものとする意見もある。

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スルースキル

不快だったり深く関わりたくない事態をスルーする(やり過ごす・無視する)能力。

特にネットでは、故意に挑発的な言辞を用いて論争的なムードを演出する、いわゆる「荒らし」が多いが、この場合「まったく反応しない」ことが最高のスルースキルとされる。

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オワコン

「終わったコンテンツ」の略。

そのまま解すれば「もう古くなったもの・流行遅れのもの」ということになるが、実際にそうなったものというより、まだ人気が持続しているものに対し「○○はオワコン」と言うことで否定的な評価を与えるために使われることが多い。

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神曲

「かみきょく」と読み、際立って素晴らしい楽曲のこと。

これ以上ない、という絶対的称賛の意を込めて使用される。読みは違うが、ダンテの『神曲』(しんきょく)が語源。

類義語に「神回」「神エピソード」など。

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