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聖なる地はいつも人々を魅了してきたものですの用語集

夏に聖地とくればやはり甲子園でしょうの用語集

海の甲子園

全国水産・海洋系高等学校カッターレース大会カッターレースとは、12人の漕ぎ手と2人の号令者がもともと救命艇であるカッターに乗り、タイムを競うマリンスポーツ。全国水産高等学校校長協会主催で行われている。

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森の“聞き書き甲子園”

林野庁・文部科学省・国土緑化推進機構・樹木・環境ネットワーク協会によるプロジェクト。森を護り、育て、時代に引き継ぐことを目的とし、2002(平成14)年に始まった。100人の高校生が、100人の森の名手・名人をたずね、話を聞き、書くという1対1の対話によって森の知恵と技術、そしてその人生を学ぼうというこころみ。聞き書きの研修から、インタビュー内容はもちろん、インタビュー先への交通手段の計画から立てはじめ、実際のインタビュー、レポート作りと、8月から1月までの長期にわたる作業を経て、3月に江戸東京博物館ホールで発表を行う。聞き書き甲子園のOB・OGらのネットワークは全国に広がっているという。

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ぼうさい甲子園

1995(平成7)年1月17日に起きた阪神・淡路大震災の被害にあった兵庫県が毎日新聞社とタイアップして行う「1.17防災未来賞」、通称ぼうさい甲子園。小学生、中学生、高校生、大学生の4部門にわかれ、自然災害に対する防災教育に係る先進的な活動が表彰される。

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化学の甲子園

全国高校化学グランプリが、高校生の化学の実力を競う場として、1999(平成11)年から開催されている。筆記の1次選考の上位60名ほどが、2次選考の実験に進み、総合得点の上位5名が優秀賞に。それぞれ5時間に及ぶ試験である。上位の生徒のうち、1・2年生4名が選抜され、翌年の国際化学オリンピックに派遣される。化学の甲子園に向けて、合宿を行う学校も多い。2010(平成22)年の国際化学オリンピック開催地が日本に決定したこともあり、理数離れが指摘される日本教育に歯止めがかかるか。

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俳句甲子園

俳人、正岡子規を生んだ愛媛県松山市が開催する俳句の大会。俳句を作り、その俳句を聴衆の前で互いに議論しあい、それをプロの俳人が審判するというルールで、全国の高校生が5人1組の団体戦トーナメント形式で戦う。俳句を作るだけでなく、鑑賞する力も試されるところがポイント。2006(平成18)年で第9回大会をむかえる。05年には俳句甲子園を題材にした映画「恋は五・七・五!」も公開された。

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映画甲子園

2006(平成18)年に第1回が開催される高校映像コンクール。現役高校生が製作した映像が、審査に通過すれば都内の劇場などで一般公開される。また、優秀作品に選ばれれば、映画製作奨励金が得られるというもの。コンテンツ産業に力を入れる経済産業省と文化庁が後援し、特定非営利活動法人学校マルチメディアネットワーク支援センターが主催している。デジタル機器の普及で、映像編集も手軽になったため、高校生にとっても映像製作が具体的になっている現在、日本映画界の裾野を広げることができるのか、第1回大会の行方が期待される。

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ダンスの甲子園

1988(昭和63)年から開催されている日本で唯一の創作ダンスの全国大会「全日本高校・大学ダンスフェスティバル」のこと。ダンスの甲子園といわれ、震災の年に東京で行われた以外は、ずっとこの大会の会場となっている神戸文化ホールはダンスの聖地ともいわれる。高校・大学の学校単位で組織された部又は団体を対象に、「創作コンクール部門」と、ジャンルにこだわらない「参加発表部門」が行われ、2006(平成18)年度は4日間にわたって3000人を超える学生が参加する。

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ダンス甲子園

1985(昭和60)年から96(平成8)年に放送された、日本テレビ「天才・たけしの元気がでるテレビ!」の人気コーナー。ストリート系のダンスを一般人が披露するもので、ここから山本太郎らが芸能界にデビューした。2006(平成18)年の24時間テレビでKAT−TUNをサポーターに「高校生制服対抗ダンス甲子園」として復活。ダンスであればジャンルを問わず、6月〜8月にかけて予選を勝ち抜いた全国の高校生ダンサーが日本武道館で踊る。

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M−1甲子園

吉本興業とイオンが主催する、高校生お笑いナンバーワンを決める大会。2003(平成15)年に始まったこの大会は、06年で第4回目となる。正式名称は「全国高等学校お笑い選手権 M−1甲子園」。地区予選は全国のイオンショッピングセンターで行われ、上位10組がなんばグランド花月で決勝戦を戦う。地方予選大会で優勝したコンビにはM−1グランプリの無料エントリー権が与えられる。お笑い芸人を目指す新たな登竜門である。

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音楽甲子園

映画甲子園と同じく特定非営利活動法人学校マルチメディアネットワーク支援センターが主催し、2006(平成18)年は第2回を迎える。正式名称は高校生創作音楽コンテスト。予選はWEB上で行われ、PCサイトでの一般投票とプロ審査員の投票をあわせて決定され、決勝大会はLIVEで決定される。

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写真甲子園

大雪山国立公園をのぞむ大自然の町北海道上川郡東川町は1985(昭和60)年に「写真の町宣言」を行い、写真文化による街づくりを試みている。その手段のひとつとして94年から開催されているのが「全国高等学校写真選手権大会」。全国の高等学校の写真部やサークルを対象にして行われ、写真甲子園として定着した。3名1組の団体戦で4日間にわたるこの大会は、地元東川の人々はもちろん、ボランティアスタッフとして参加する過去の大会参加者によっても支えられている。

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まんが甲子園

古くは横山隆一から、やなせたかし、はらたいら、黒鉄ヒロシ、西原理恵子、楠みちはる、弓月光など漫画家を数多く輩出している高知県が行っているのが、まんが甲子園。1992(平成4)年にはじまったこの大会は、1次予選で100校に絞られると、2次予選で30校に絞られ、本選進出権を得るが、本選は応募した作品で競うのではなく、大会の日にその場で作品を書く、というもの。本選は2日間にわたり、1日目は30校が5時間で作品を仕上げ、決勝出場15校が決定。残りの15校は敗者復活戦として翌朝9時までに作品を仕上げて5校が決勝に。合計20校で決勝を戦うという精神的にも肉体的にもハードなものであり、ハードだからこそ高校生たちは燃え上がる。

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クイズの甲子園

1983(昭和58)年から開催される高校生クイズは、現役高校生たちのクイズの甲子園。日本テレビ系列の人気番組で、2006(平成18)年で第26回大会となる。3人一組で、地区大会を経て、47都道府県から代表校が選出され、日本一を決定する。学校の名前をしょって参加するところ、チームワークが必要なところなど、まさに真夏の甲子園にふさわしい。

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ゲーム甲子園

2003(平成15)年に第1回が行われたゲーム企画を競うコンテスト。経済産業省が後援し、ゲーム甲子園実行委員会が主催する。応募期間中毎月審査が行われ、月間優秀作品も発表される。参加資格はプロ・アマ問わず、実際に企業による選考を経て、製品化されるため、ゲームクリエイターデビューのチャンスであり、今後登竜門的コンテストを目指している。

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パソコン甲子園

2006(平成18)年で第4回をむかえる全国高等学校パソコンコンクール。2人一組で参加するプログラミング部門、デジタルコンテンツ部門と、06年に新しく加わった個人参加のいちまいの絵CG部門からなる。情報処理技術の向上と人材の裾野を広げる事を目的に福島県などが主催し、予選通過者には会津大学の推薦入学出願資格が与えられる。

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料理の甲子園

JA(全国農業共同組合中央会)が主催する全国高校生対抗ごはんCUP。農産物を生産するファームチームと、料理するキッチンチームがそれぞれエントリーして、ホームページ上で意見の一致した他校の生徒とユニットを組み、参加するというユニークなもの。チームでユニットを結成するまでが1次予選、ユニットでひとつのテーマに沿って考えを練り、まとめていくのが2次予選。ホームページ上での見知らぬ同士のコミュニケーションという現代の高校生ならではの方法で、予選を勝ち抜いた5組のみが決勝に進む事ができる。2006(平成18)年は第5回大会となる。

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ファッション甲子園

全国高等学校ファッションデザイン選手権大会。青森県をファッション発信県に、と2000(平成12)年に「青森県ファッション振興ビジョン」を打ち立てた青森県で、弘前商工会議所が中心となって、高校生のためのファッションデザインコンクールを開催している。モデルとなる人物を含めた3人が1チームを作り、デザイン画による予選を通過すると、実際の衣服に仕上げたものをファッションショー形式で発表し、優勝を競うというもの。ファッションによるまちづくりを目指している。06年は第6回大会となり、全国1870チームが参加している。

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韓国球児の甲子園

韓国の東大門野球場で開かれる全国高校野球選手権は韓国球児の甲子園である。黒鷲旗大会ともいう。東大門野球場はソウルの繁華街、東大門のど真ん中に位置する。もともとは韓国プロ野球の人気球団、LGツインズの本拠地であったが、現在はアマチュア野球が中心に利用している。

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