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聖なる地はいつも人々を魅了してきたものですの用語集

趣味やホビーにまつわる聖地の用語集

ウィズリーガーデン  Wisley Garden

イギリス王室、エリザベス女王が総裁を務める園芸団体、The Royal Horticultural Society (RHS)は、1804年に設立された、世界の園芸界をリードする団体。このRHSが運営するロンドン郊外のサリー州にあるウィズリーガーデンは、ガーデナーの聖地。密植しているため3000株の植物で描かれたカーペット・ペディングは入園者を魅了する。ウィッチフォード・ポッタリーやキューガーデンなどイギリスにはガーデナー憧れの地が数多く存在する。

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ギンゲン  Gingen

テディベアファンの聖地が、南ドイツのギンゲン。この静かな町にテディベアのメーカー、シュタイフ社がある。ギンゲンに生まれたマルガレーテ・シュタイフは右手両足が不自由であったが、1880年、33歳のときに初めて作ったゾウの針刺しが近所で評判になり、シュタイフ社を設立。マルガレーテの甥リヒャルトによって1902年にテディベアが生まれ、小さな町のぬいぐるみ店が、世界で最も有名なぬいぐるみメーカーとなった。2005年には創業125周年を記念して、新しいミュージアムを建設。世界中のコレクターがテディベアの聖地を訪れている。

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武蔵野中央公園

東京都武蔵野市にある武蔵野中央公園は、10万平方メートルにおよぶ敷地のほとんどが原っぱという珍しい公園。この広大な原っぱを利用して、紙飛行機を飛ばす人が集まっていたことが元になり、公園になった。地元の人だけでなく他県からの遠征組もおり、全国10万人ともいわれる紙飛行機愛好家の聖地。

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手賀沼

千葉県の柏市、我孫子市、印西市、白井市にまたがる手賀沼は、野鳥の聖地として知られていた。冬には鴨や雁など多くの野鳥で賑わい、1年を通して多くの鳥が観察できた。水質の悪化から野鳥も少なくなったが、現在は周辺住民や行政による手賀沼水環境保全協議会専門委員会が設置され、手賀沼の再生を目指している。近くには、紀宮清子(現・黒田清子)が勤めていた日本で唯一の鳥類専門研究所である山階鳥類研究所や、我孫子市鳥の博物館がある。

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岩手県遠野

河童の聖地。市のキャラクターも河童、地元テレビ局である遠野テレビのキャラクターも河童、という河童の伝説の町。柳田國夫の「遠野物語」に、常堅寺の火事のとき、寺の後ろを流れるかっぱ淵から出てきた河童が、自分の皿から一生懸命に水をかけて火を消そうとした、という話があり、それ以来、河童は寺の狛犬となり、守り役となったとして大事にされている。そのほか、熊本県八代市や福島県船引町、岩手県北上市、茨城県土浦市、佐賀県伊万里市なども河童とゆかりのある町として知られる。

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KOREA PLAZA

日本にいる韓流スターファンの聖地。東京・新大久保駅から15分ほどのコリアンタウン内にあるお店。K−POPや韓国映画、ドラマ、書籍など、韓国エンターテインメントに関するありとあらゆる商品が並ぶ。休日ともなれば30代から60代まで、店内は女性であふれかえる。

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村山工場跡地

日産自動車のテストコースのあった東京都武蔵村山市の村山工場。1962(昭和37)年にプリンス自動車の大工場として建設され、スカイラインやセフィーロ、ローレルなどが生産された。2001(平成13)年にゴーン社長のリストラ策「リバイバルプラン」の一環として閉鎖。跡地の105万平方メートルは宗教法人に売却し、残りの敷地には、試乗コースも併設した新車・中古車の販売の大型店「カーミナル東京」を出店する予定。村山工場跡地には「スカイライン GT−R 発祥の地」の碑があり、熱心なスカイラインファンの聖地である。

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谷田部テストコース

2005(平成17)年に栃木県の城里町に移転したが、1964(昭和39)年に茨城県つくば市谷田部に開設され「ヤタベ」の通称で知られた日本自動車研究所の高速テストコースは、1周5.5kmで最大傾斜角度は45度で、市販される前の車両テストが行われていた。ニッサンR380、トヨタ2000GTなどの世界速度記録樹立の舞台となったところであり、通常、一般の人が訪れる機会はなかったものの、車好きにとっては聖地のような存在であった。現在テストコースの跡地は、再開発中により新しい道路が横断している。また谷田部には、谷田部アリーナという敷地面積2400坪の日本最大のラジコンカーのサーキットがあり、ラジコンカー愛好家の聖地である。

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大草山展望台

日本全国のプロポーズにふさわしいデートスポットを「恋人の聖地」として認定する「恋人の聖地プロジェクト」なるものがNPO法人地域活性化支援センターによって2006(平成18)年4月に発足された。恋人同士に結婚を実現させ、少子化対策と地域の活性化対策を兼ねようというプロジェクトである。そのひとつ、浜松市のかんざんじロープウェイ山頂駅「大草山展望台」では、「恋人の聖地行き」という記念乗車券を限定でプレゼントするなどのイベントも行われ、恋人の聖地プロジェクトのホームページでは聖地でのデートプランもあわせて紹介されている。

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鳩山会館

文京区音羽の丘の上にそびえる洋館。4代にわたる政治家一族、鳩山家の2代目、総理大臣にもなった一郎が建設した館で、現在は一般公開されている。その美しいたたずまいが、雑誌でゴシックロリータファッションに映える撮影場所として紹介されたことから、ゴスロリファッションに身をつつむ少女たちが集まり、入館規制まで行われた。そのほかにゴスロリの聖地としては、ゴスロリブランドが集まる新宿マルイワンや、原宿神宮橋などが挙げられる。

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KOJIMA

国産ジーンズ発祥の地として知られる岡山だが、欧米有名ブランドの人気プレミアムジーンズも多くが岡山産。岡山県倉敷市児島は昔から綿花の栽培が盛んだったため、木綿産業が発展し、ジーンズ・学生服・ユニフォームなどの生産の街として栄えた。特にジーンズ作りにおいては、伝統と最先端の技術を発揮し、「KOJIMA」の名はジーンズの聖地として世界中で高い評価を受けている。児島には「ジーンズミュージアム」が建設され、縫製工場やジーンズショップを巡る「ジーンズバス」も運行されている。

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オックスフォード・ストリート

オーストラリア、シドニーにあるゲイの聖地。多数のゲイ&レズビアンが住み、カルチャーのひとつとなっている。「シドニー・ゲイ&レズビアン・マルディグラ」という1978年から続く世界最大のゲイ&レズビアンの祭典が行われ、最終日に行われるパレードを目当てに世界中から多くの人が訪れ、TVでも生中継される。

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サンパーン・ゾウ公園

太った人の美しさを認められる聖地といえばここ。タイ郊外のナコンパトムにあるサンパーン・ゾウ公園で、出場資格が体重80kg以上というミスコンテスト「ミス・ジャンボ・クイーン」が毎年開催される。クイーンに選ばれると「ゾウ親善大使」として野生の象の保護を呼びかける。

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池袋サンシャインシティ噴水広場

池袋サンシャインシティのショッピングセンター内にある名物スポット。ステージは地下1階にあり、3階まで吹き抜けになっているため、上からも多くの人がステージを見下ろす事ができるため、ミュージシャンの新曲発表イベントなども行われるが、なんといっても売り出し中アイドルのデビューイベントが名物。熱心なアイドルファンが全国各地から集まり、まだ名も知られぬアイドルたちに声援を送る姿自体もまた名物である。

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乙女ロード

男性オタクの聖地、秋葉原に対し、女子オタク「腐女子」の聖地が乙女ロード。池袋サンシャインシティの前200mのエリアをさし、男性同士の恋愛を描くBL(ボーイズラブ)系の漫画やアニメの専門店が並ぶ。男子禁制で男装の麗人が接客する乙女カフェや、メイド喫茶が「ご主人様」を客を呼ぶなら、「お嬢様」と美男子が客を呼ぶ「執事カフェ」もあり、連日女性客でにぎわう。女性向に特化され、男性オタクとの住み分けがなされて、池袋という普通の買い物もできるエリアであることが人気の理由のよう。

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苺ましまろ

月刊コミック電撃大王に連載中でテレビアニメやゲームにもなっている、ローティーンの女の子5人を描いた人気漫画。浜松市が舞台と思われるため、漫画に描かれた場所を訪れる愛読者が後を絶たず、舞台の小学校の写真をおさめる姿は不審者と見られても仕方ないともいえ、地元住民からの苦情も持ち上がり、出版元による聖地巡礼自粛願い騒動まで起こった。

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ボルダー  BOULDER

高橋尚子など、一流アスリートの高地合宿の地として有名になったボルダーは、アメリカ中西部、ロッキー山脈の連なるコロラド州の都市。実はLOHASの発祥地であり、LOHASの聖地。市を取り囲むように、開発をしない土地を市が保有し、自転車通勤ができるような町づくりをしており、オーガニックレストラン、ヨガなどを町ぐるみで取り入れている。

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代々木オリンピックプール

東京オリンピックのために丹下健三の建築で設立された国立代々木競技場の第一体育館のこと。夏はプール、冬はアイススケート場としての設備機能があり、オリンピックプール公開当時は、50m×8コースの競泳用プールと飛込用プール及び飛込台が設置されていた。床を張っての利用も可能で、バレーボールのワールドカップなども開催され、コンサート会場などとしても利用されるなど、多様な顔を持つ。 現在の水泳の聖地といえば、日本選手権やジュニアオリンピックからマスターズ、国際選手権まで幅広く行われる東京辰巳国際水泳場といえる。

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西が丘競技場

東京都北区にあるサッカーの聖地のひとつ。1972(昭和47)年に日本で2番目にできた国立で唯一のサッカー専用スタジアム。かつては代表の試合も多く行われ、現在も全日本大学選手権、関東大学リーグ、全日本女子選手権、全国高校選手権などが行われている。2001(平成13)年からは隣接のテニスコートなどとあわせて、国立スポーツ科学センターとして発足。現在、文部科学省において、ナショナルトレーニングセンターを整備する計画が進められており、06年6月で運動場の一般の利用が廃止され、サッカーのサブグラウンドも取り壊しになる予定。

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ウェンブリー・スタジアム

サッカーの母国イギリスはロンドンにある多目的スタジアムで、イギリス代表戦やイギリスのクラブチームのカップ戦であるFAカップの決勝戦が行われるサッカーの聖地。サッカーだけでなく、一流アーティストのコンサート会場としてエンターテイメントの聖地としてもあがめられてきた。建設は1923年と古く、老朽化のため2000年から改修工事に入った。06年前期完成予定だったが、財政難により工事が遅れ、完成時期は未定。

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