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アテネで期待の10代のキーパーソンからキーワード
 

森田智己(もりた・ともみ)

競泳選手。背泳ぎ。1984(昭和59)年8月22日生まれ。

仙台数学院

109年の伝統を誇る、森田の出身校である東北高校は仙台数学院として創設された。宮城県仙台市にある同校は、全天候型グラウンドを持ち、在校生では野球のダルビッシュ有、卒業生には“大魔神”佐々木主浩がいるほか、フィギュアスケートの本田武史や荒川静香、ゴルフの宮里藍などもいる名門私立校。

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十宮

森田の出身地である宮城県黒川郡富谷(とみや)町。仙台市に隣接する人口約4万人の町は、その昔熊谷という地に10の神社があったことから「十宮(とみや)」と呼ばれていた。江戸時代には、仙台藩領土の南北を結ぶ奥州街道の要駅として、七北田・吉岡宿駅の中間に置かれた宿場として栄えた。

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鈴木大地

森田の師事する鈴木陽二コーチは、ソウル五輪金メダリストの鈴木大地も指導したことで有名。鈴木大地は1988年のソウルオリンピック100m背泳ぎで優勝。長く低迷の続いた男子競泳界に田口信教以来16年ぶりとなる金メダルをもたらした。鈴木大地は予選で25mだったバサロ泳法を30mにまで延ばす作戦で金を獲得し、バサロ泳法を有名にした(現在バサロは15mに規制されている)。

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清水宏保

190cm級の選手が居並ぶ競泳界で森田は169cmと小柄。同じく小柄だが強烈なスタートダッシュで金メダリストとなったスピードスケートの清水宏保を引き合いに「水泳の清水になれ」がコーチとの合言葉であった。清水宏保は、1974(昭和49)年生まれ。98(平成10)年長野オリンピック500m金メダル。世界距離別選手権500mで、1998年〜2001年4連覇。2001年大会で34秒32の世界新記録を樹立し、「世界最速」の称号を得た。

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NANA

森田の愛読書。矢沢あい原作の人気漫画。 ロックバンドでの成功を夢見る主人公、2人の"NANA"を中心に展開するストーリー。集英社の月刊少女漫画雑誌「Cookie」に連載中で、女子中高生を中心に大人気だが、男性のファンも多い。矢沢あいは高校3年生のとき少女漫画雑誌「りぼん」でデビュー。ほかの作品に「Paradise Kiss」「下弦の月」「ご近所物語」など。

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キング・カズ

サッカーの三浦知良は「すべてがかっこいい」と森田の憧れ。1967(昭和42)年に静岡県で生まれ、高校を中退して単身、ブラジルへ渡った。サントスFCなどで活躍後、90(平成2)年に日本に戻り、Jリーグ人気の立役者となった。94年には日本人初のセリエAプレイヤーとなるなど、日本人サッカー選手の海外移籍の礎にもなり、現在は神戸ヴィッセルに所属。日本にサッカーの魅力を浸透させた功労者。

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インファントスイミング

森田が水泳を始めたのは2歳の時。日本では3歳以下の水泳をベビースイミングを総称するが、欧米では2歳以下の水泳を、インファントスイミングとも呼ぶ。欧米の住宅についているプールでの水死事故防止のためにその考えが広まり、1951年にロサンゼルスにベビースイミングスクールが開校されたのが最初といわれる。日本では、親子のスキンシップや、基礎体力作りがおもな目的とされ、現在ベビースイミングを指導している施設は1000以上もあるという。

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