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アテネで期待の10代のキーパーソンからキーワード
 

坂本直子

ソフトボール選手。1985年5月11日生まれ。

スラップ

ソフトボール独特の打法のこと。右足の前に左足を交差させ、左打席内で投手方向へ横歩きして小さくバットを出す。打つ作業と走る作業を一体化させ、そのまま1塁へ走り出す。

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日立&ルネサス高崎

坂本が所属する日立&ルネサス高崎(旧日立高崎)。宇津木妙子監督をはじめ、宇津木麗華ら7名がオリンピック日本代表入りしているチーム。03年度は、全日本総合選手権、日本リーグ、国民体育大会でそれぞれ優勝。群馬県には他に強豪チーム太陽誘電があり、強豪地区となっている。

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教職員男子の部

ソフトボールは当初女子スポーツとして発展した背景から、女子に比較して男子競技のなじみは薄い。現在でもオリンピック種目として採用されているのは女子のみである。日本で男子チームの大会参加が認められたのは1955(昭和30)年開催の第1回全日本総合大会(藤井寺球場)から。一般女子の部と共に教職員男子の部が設けられ、8チームが参加したという。国体の正式種目化は第12回静岡国体から。アテネオリンピックでメダルが期待される日本女子代表チームだが、男子の代表チームも1996(平成8)年の第9回世界男子選手権大会で3位、2000年の第10回世界選手権大会で準優勝に輝くなど、世界に伍するだけの実力を持つ。

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日本のデンマーク

愛知県安城市は県下13番目の市として誕生し、「日本デンマーク」と呼ばれるほどの農業先進都市として発展。その後名古屋市、豊田市や碧南市などの商工業都市に近接しているという地理的条件から、自動車関連企業など大企業の進出により都市化が進んだ。現在人口は17万人弱。ソフトボールは1950(昭和25)年10月開催の第5回愛知国体で初めて正式種目として採用、安城市(旧碧海郡安城町)の安城公園競技場で実施された。

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宇津木麗華

坂本が所属する日立&ルネサスのプレーイングマネージャー(選手兼監督)。1963年北京生まれ。日本代表として中国に遠征していた宇津木妙子現監督のプレーを見て、日本行きを決めた。88年に来日、95年に帰化し、監督から宇津木姓をもらった。国籍変更選手についての五輪憲章の壁で、アトランタ五輪は断念したが、シドニー五輪に続き、アテネは2度目の五輪出場。

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ストラックアウト

TBSのテレビ番組「体育王国」の人気コーナー。9枚の的を12球の持ち球を使っていくつ抜き落とせるかを競い、4球失敗で競技は終了する。2003年に星野高校ソフトボール部が挑戦し、当時3年生だった坂本も「高校ソフト界最速選手」として登場。坂本は7枚抜きの記録を残した。その回では、坂本の後輩が番組始まって以来、初の女性パーフェクトを達成した。

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マラソン代表

アテネオリンピックの女子マラソン代表には同姓同名の選手がいる。こちらの坂本は1980年11月14日生まれの24歳。陸上の名門、天満屋の所属。2004年1月の大阪国際女子マラソンで優勝し、一気にアテネへの切符をつかんだ。

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タイブレーカー

ソフトボールの正式試合は7イニング。同点の場合は、8回の表から前回最後に打撃を完了した選手を2塁におき、無死2塁の状況を設定して、打者は前回から引き継ぐ打順で攻撃を開始する。この独特のルールをタイブレーカーという。8回裏も同様に継続し、勝敗を決するまでこれを続ける。タイブレーカーの2塁走者は代走も可能。

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ページシステム

ソフトボール独特のルール。1次リーグ上位4チームが決勝トーナメントに進出し、敗者復活戦を含むトーナメントで、「2つのセミファイナルとファイナル、グランドファイナル」で構成される。1次リーグ3位と4位が第1セミファイナルを行い、敗者は4位確定。勝者はファイナルに進出。1次リーグ1位と2位が第2セミファイナルを行い、勝者はグランドファイナルへ。敗者は第1セミファイナルの勝者とファイナルで対戦。ファイナルでの敗者は3位確定。勝者はグランドファイナルへ。グランドファイナルが決勝戦となり、勝者が優勝、敗者が準優勝となる。

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星野高校

埼玉県川越市にある坂本の出身校。宇津木妙子監督の母校でもある。明治30年創立で進学校でありながら、部活動も盛んで、文化部、運動部ともに全国大会に数多く出場している。坂本は3年生の11月に、高校生として初めてオリンピック代表候補になり、04年2月には「文部科学省国際競技大会優秀者」として表彰されている。

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