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都会の夏は暑い◆ヒートアイランド都市の気温が郊外より著しく高くなる現象。都市気候の特徴のひとつ。都市の中心部では郊外と比較して、1℃から2℃高く、夜間には6℃以上も高いことがある。その原因は、都市部の道路が舗装されており、建物がコンクリート構造のものが多くなって、都市部では、夜間にも冷えにくくなっている。また、経済活動によって人工的に多量の熱が放出されていること、構造物の増加によって風が弱くなり、通風効果が減少していることなどが考えられる。ヒートアイランドは、都市部の巨大化につれて次第に大きくなっている。 ◆都市気候1981年版本誌収録。以下、 周辺地域と違う都市独特の局地的気候。建物の密集、道路舗装、各種産業や人口の集中などによる地面状態の変化や暖房、工場からの人工熱の放出、大気汚染などがその原因である。具体的には都市の温暖化がもっとも著しく、冬期には周辺地域よりも月平均気温で1ないし2℃暖かい。また、風速は弱まり降水量に減少の傾向があり、湿度は低くなっている。東京の1月の平均湿度は、最近20年間に20%くらい低くなり、乾燥化の傾向が顕著である。また大気汚染が周辺地域よりも一日しく高濃度である。 ◆団地気候1981年版本誌収録。以下、 団地が周囲の田園と著しい気候の違いを示すこと。気温が高く湿度が低く、建物の間で著しい風速の差があるのが特徴。 ◆熱帯夜1979年版本誌収録。以下、 夜間になっても気温が25℃以上の場合を熱帯夜という。昭和53(1978)年の東京は熱帯夜の連続で寝苦しい夜が続いたが、この背景には猛暑が続いていることの他に都市型気象が進んでいることがあげられる。昼間に熱せられたコンクリートの放熱やクーラーの熱風放出、高層ビルで風通しが遮られ、熱が去りにくくなり、さらに大量の排煙、排気ガスで上からふたをされた恰好になるなどで、年々、大都市の熱帯夜をふやすと説明されている。 ◆気候変動人為説1976年版本誌収録。以下、 高緯度地方の寒冷化や砂漠の拡大など一連の全世界的異常気象の頻発を、気候の長期的変動の一部と考えるのに対して燃料の大量消費にともなう大気汚染や炭酸ガスの増加、人為的エネルギーの放出など人間活動が気象異変の原因だとする学説。しかし、都市の温暖化・乾燥化というような局地的な気候の変化を除いて、人間活動が全地球的気候にプラスに作用するか、マイナスに作用するかというような断定を下すのには、まだデータ不足であり、検討の余地が多く残されている。 |
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