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英語・カタカナ語の常識・基礎知識事典
《国名のあることば》を〜オランダ編
 

オランダ人からみて

アルタナティフ (alternatief)

英語のalternative。オランダ語では「代替の」の意が転じて「一般的でない方の」 とか「社会的な文脈での主流に対してその対案になる」というような意味あります。もちろんここでは肯定的なニュアンスをもちます。

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ヌフターハイト (nuchterheid)

醒めていること。オランダ人の自認する美徳。
常に醒めているには,自分にとって大切なことでも,他人が大切にしていることと並べて比較できる

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レラティフェーレント (relativerend)

相対主義的な。これもオランダでは褒め言葉。

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トレランティー (tolerantie)

寛容。オランダ人の宗教的寛容は各地からユダヤ人等の亡命者をよび、それによってオランダは文化的にも経済的にも永い繁栄を享受することができた。またこの精神は道徳的理由ばかりでなく、商業上、遠洋航海上の理由から、キリスト者や進歩的自由思想家の心に欠かせない。さらに商業の自由な交流にも絶対に必要である。自由と寛容の精神は、あらゆる時代をつうじて、どこからでも難民を受け入れるという開放国家の考え方を生んだ。

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オランダ人はどうみている?

フランスは美味しく美しい国、ドイツは団体主義でまずく陰険。

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ドイツ・チームをやっつけろ

1988年のヨーロッパ選手権準決勝、オランダが西ドイツを破ったとき、オランダの全人口の6割が街に出て歓声を上げたと報道されている。「第二次世界大戦で、ついにわれわれは勝った」との街の声がテレビ番組で紹介された。サッカーに見る国別好悪感情曲線では、常にドイツが最も嫌いな国である。その逆にスペインは最も好きな国となる。こと相手がドイツとなると、オランダとデンマークは異常に興奮する、とクーパーは記している (ドイツに侵略された国は多いが、この両国にチェコを加えた三カ国のドイツに対する反感はとりわけ強い。これらの国々がナチス・ドイツの侵略に対して抵抗せずに進駐を許した屈辱と関係しているかもしれない) 。

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