『パーフェクト種牡馬辞典2016-2017』訂正とお詫び
2018年新種牡馬にて トゥザグローリーがリストより漏れておりました。 関係者の方には、大変ご迷惑をおかけいたしました。 心よりお詫び申し上げます。 トゥザグローリー To the Glory ●現役時代 3~7歳時に中央で33戦8勝2着2回3着2回。日 経新春杯GⅡ、日経賞GⅡ、京都記念GⅡ、鳴尾記念 GⅢ、中日新聞杯GⅢ。デビューは3歳3月とやや遅め ではあったが、新馬、500万と連勝すると、青葉賞2 着、ダービー7着とキャリア4戦で同世代と互角の力 を示した。秋冬はマイル路線からクラシックディスタ ンスに目標を定めると、デムーロ騎手を背に中日新聞 杯で重賞初制覇。続く有馬記念ではウィリアムズ騎手 を背に好位3番手から勝ち馬ヴィクトワールピサと同 タイム3着と好走。明け4歳になっても続戦し、京都記 念、日経賞を連破。天皇賞春は1番人気に推されたが、 出来が良すぎたか、掛かり気味になってしまい、スタミ ナが持たずに大敗。秋冬は天皇賞秋から有馬記念の 王道路線。有馬記念では勝ち馬オルフェーヴルとコン マ1秒差3着と2年連続して好走した。その後も日経 新春杯、鳴尾記念を制し、トータルで重賞5勝。GⅠタ イトルこそ手が届かなかったが、競走馬としてのポテ ンシャルはGⅠクラスであった。 ●血統背景 父キングカメハメハは中央で8戦7勝、日本ダービ ー、NHKマイルC。産駒にドゥラメンテ(日本ダービー GⅠ)ローズキングダム(ジャパンCGⅠ)ロードカナロア (年度代表馬)ラブリーデイ(天皇賞秋GⅠ)。母トゥザ ヴィクトリーは最優秀古牝馬。エリザベス女王杯GⅠ勝 ちのほか、ドバイワールドカップGⅠ2着。全弟にトゥザ ワールド(弥生賞GⅡ)、全妹にトーセンビクトリー。 ●産駒の特徴 500キロを超える雄大な馬格から繰り出すパワー を武器に、好調時には歴史的な名馬とGI で微差の勝 負を繰り返した良血馬。初年度から多くの配合牝馬に 恵まれ、上々のスタートを切っている。産駒は、極端な スプリンターこそ想像しづらいが、中、長距離で芝、ダ ート問わず、オールマイティなカテゴリでの活躍が期 待される。父は名種牡馬。母は名牝。恵まれた馬格同 様、期待は大きい。(2015年種付頭数96頭)