月刊基礎知識
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2014年02月号
東京と沖縄から日本を考える、の巻
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都知事選の一連劇をめぐる用語集

都知事選が終わりました。前日の大雪の影響もあり、投票率は46.14%と過去3番目に低い投票率でした。新知事には元厚生労働大臣の舛添要一氏が就任します。

離党した党からの支援を受け、舛添氏はウハウハだったに違いありません。今回の選挙では、宇都宮健児氏、細川護煕氏が掲げた「脱原発」の動きにあわせ、候補者の一本化をはかろうとする動きもありましたが(脱原発候補の「一本化」)、実現には到りませんでした。また、小泉純一郎氏が久々に政治の場に出たことで、選挙は盛り上がりを見せるかに思われましたが(小泉劇場)、全体的に低調だったことは、投票率の低さが示しているところです。

なぜ投票率がこれほどまでに低いのか。候補者に魅力がないから、メディアが政策をきちんと伝えないから、また、低投票率はそもそも問題なのかといった本質的な議論もなされています。今回の都知事選を振り返りながら、気になる用語を集めてみました。

Photo:from Wikimedia (C)Sekicho

執筆者:伊藤幸太

普天間基地の問題を基本から考える用語集

2013年12月27日、政府が移設に向けて申請した名護市辺野古沿岸部の埋め立てを、仲井眞弘多沖縄県知事が承認しました。これには、普天間基地の「県外移設」を掲げて当選した知事の公約違反ではないかとの批判の声が上がり、議論は紛糾しています。「世界一危険な基地」といわれる普天間飛行場の返還を日米両政府が合意したのは1996年4月のこと。当時は橋本龍太郎首相とクリントン大統領の時代でした。それからもうまもなく、18年という歳月が過ぎようとしています。

Photo:from Wikimedia (C)Sonata

執筆者:桧山信彦
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