アベノミクスの転がり方part.2
参院選、終わりました。議席獲得の上では、改選議席の半数を超える65議席を得て自民党の圧勝です。ですが、投票の動向を見てみると、政党の支持率をストレートに反映する比例区の得票率では、34.6%に過ぎません。これに投票率の52.6%をかけて絶対支持率をはじいてみると、約18.2%です。
有権者の8割以上が投票しなかった政党が、これから3年間、政権を担います。
こうなった理由は簡単で、実質小選挙区である選挙区の一人区で、2議席を取りこぼしただけで、全勝に近い結果を残したからです。このような結果自体は、大方の予想通りでした。自民党に勝因があったわけではありません。全ての野党に山ほどの敗因があり、それがわかっているのに解消しようとしなかっただけの話です。