月刊基礎知識
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2013年06月号
株価が上がる政治のしかた、の巻
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アベノミクスの転がり方

発足から半年あまり、メディアが報じる限りでは高支持率が続く第2次安倍政権。

1年で潰えた第1次政権の教訓を基に、アベノミクスと称する経済政策に傾注、他では安全運転に徹していることが秘訣のようです。

ただ、アベノミクスの象徴というか、一枚看板に近かった株価は、最高値を更新して日経平均16000円に迫った当日に1000円を超える下落を記録するなど、中身の薄さが疑われ始めてもいます。

また、円安の効果で輸出は増えたかと思ったら、輸出量は横ばいのまま、単純にドル建ての売り上げが円換算で2割増しになった分、輸出企業の利益が増えただけと、まだまだ見通しは不透明です。

参院選で負ける要素なしと言われている安倍政権、まだまだアベノミクスは続きそうですが、この先、どう転がっていくことになりましょう。

執筆者:土屋彰久

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