月刊基礎知識
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2013年03月号
すこぶる春一番、の巻
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日本の二十四節気を学び直しませんか。

最近、「七十二候」や「二十四節気」が見直され、注目されています。1年を4つに分けて四季。24に分けたのが、立春啓蟄などの二十四節気(にじゅうしせっき)。二十四節気を3等分したのが七十二候で、もとは中国伝来。いわば、自然と生活が密着した旧暦の基本単位です。今回はこの二十四節気を、日本人として学び直してみませんか。

執筆者:谷川祐子

売れてる本を快読するマンスリーガイド

この国で1年間に刊行される新刊は7万5000点余(出版研究所の調べによれば、2011年は7万5810点)。だとすると1カ月に6200冊、1日205冊の新刊が生み出されていることになります。1日205冊。睡眠や食事のいらない読書ロボットならば7分ごとに1冊こなすことで読破できる勘定ですが、人類の場合そうは行きません。そこでこの連載、忙しい人類のために、ベストセラー一覧から毎月数冊をご紹介します。

AMAZONランキング(1月末現在)で総合6位、紀伊国屋書店総合とhontoの総合ランキングでともに10位と、3つの統計でトップ10に入ったのが『できる大人のモノの言い方大全』です。複数の統計でトップ10入りしたのは本書だけ。実用書の強さを物語ります。

今月は、芥川賞と直木賞が発表され、そのどちらもがhontoの総合ランキングに入りました。芥川賞の『abさんご』が4位、直木賞の『何者』が7位。順位では75歳の最年長受賞者が23歳の男性最年少著者を上回った恰好です。

AMAZONの総合1位に入ったのは『ゆりちかへ』。テレビ番組にもなった落涙の書。同総合8位は『くじけないで』

紀伊国屋書店の総合6位には、安倍首相に経済指南をしていると言われる浜田宏一氏の『アメリカは日本経済の復活を知っている』が入りました。同8位は人気シリーズの3冊目『別れる力』です。2月号で紹介済みの『聞く力』も同3位に入っていますから、「〜の力」というキラータイトルは今後も続くでしょう。

honto1位に輝いた『夜行観覧車』はベストセラー作家・湊かなえの新刊で、テレビドラマも放映中とあっては、納得のランクインです。

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